オールオン4とは
通常のインプラントでは、12~14本の歯を回復するのに上顎または下顎それぞれに8~10本のインプラントを埋入する必要があります。本数が多いと埋入位置が限定されてしまい、インプラントを支える支持骨不足な部分も出てきます。そうなるとかなり広範囲に骨造成が必要になり、治療費も高額なものになり、身体的な負担も大きくなります。「オールオン4」とはその名の通り、4本(片側)のインプラントで人口の歯を固定する施術なので費用・身体的な負担を軽減できます。また、「オールオン4」は基本的には当日に固定式の仮歯まで装着できるので、施術当日からいつも通りの食事ができるのもおすすめするポイントの一つです。
オールオン4のおススメ対象例
- 全ての歯を失うことになってしまった…
- 今ある歯がグラグラで全く咬めない…
- 総義歯が合わなくて咬めない…
- 固定式の歯を取り戻してしっかり咬みたい…
- 総入れ歯の口臭が気になるが、メンテナンスが億劫…
オールオン4のメリット
- 埋め込むインプラントの数が少ないので腫れ・痛みが少なく体への負担が少ない。
- 即日に固定式仮歯が入るからその日に食事ができる。
- 埋め込むインプラントの数が少ない(通常は片側8~12本)ので費用が少なくなる。
- 治療の回数や期間を大幅に短縮できる。
手術の手順
①アゴの中央に直径2mmのドリルを使用し、骨を深さ10mm削り穴を作ります。作った穴にオールオン4ガイドを装置します。
※このガイドはインプラントを埋め込む目印になります。また、舌を保護する役割をします。
⓶2mmのドリルを使用し、奥歯の部位の骨を的確な角度で削っていきます。ドリルの挿入角度は最大45度になります。削った方向を確認する器具を使用し、角度が適正かを確認します。
③骨の密度に応じて削った個所を修正しインプラントを埋め込み、アバットメント(支台部)を装着します。
④前歯の部位にも2箇所、ドリルを使用し穴を作り、オールオン4インプラントを埋め込みます。
埋め込んだオールオン4インプラントにアバットメント(支台部)を装着します。
⑤歯肉を縫合した後、歯の型取りをします。
⑥出来上がったかぶせ物を固定します。
※かぶせ物が入ればすぐに食事をする事ができます。
オールオン4の治療の流れ
●手術前
初診
手術に関連する事項などの説明をいたします。
施術部分の検査
レントゲン・CTなどを撮ります
手術時使用するに義歯の型取り
●手術当日
手術
インプラント埋入後に義歯を入れます。