初診で来院された時の左下6番の状態。
本来はもっと早く抜歯しなければならなかったが、
痛みや腫れもなかったのでそのまま放置。
ここ最近腫れが何度か繰り返したのでご相談。
前後の歯に負担をかけないインプラントをご希望されました。
残っている歯根周囲には嚢胞がありますが、
この程度なら大きな骨欠損にならないだろうと言うことで、
抜歯と同時にインプラント埋入を行うプラン。
手術も1度きりなので低侵襲ですしね。
インプラント埋入と同時に骨造成も行い、
歯肉を貫通させる1回法で行いました。
手術時間は約20分ほど。
これだけ健康な歯が奇麗に揃ってますから、
安易にブリッジはしたくないですよね。
2か月半ほど経過したら固定式の仮歯を入れて試運転。
その後に最終的なセラミッククラウンを装着します。
奥歯も抜歯即時インプラント埋入がいい。
でも奥歯は抜歯してできた穴が大きくなるので、
歯肉が不足してしまうことが多くなるんです。
カスタマイズした延長ヒーリングアバットメントを準備したりと、
結構準備が大変なんです…。
今回の様に歯肉も十分あるようなケースであれば、
奥歯であっても1回きりの低侵襲手術が◎です。