インプラント治療を安全に行うためにガイデッドサージェリーを行います。
歯と歯肉のデータはオーラルスキャナーかモデルスキャナーで行い、
それをCTで撮影した歯槽骨のデータとソフト内でマッチングさせる。
欠損部分はリアルにワックスアップしてもよいしバーチャルでもよい。
シンプルなケースならCT撮影当日にプランニングを行いますので、
2~3日後には3Dプリンターで製作したサージガイドが完成します。
一昔前の様に診断用ステントを製作しCTの再撮影することもなくなりました。
現在私が最も使用するインプラントシミュレーションソフトSMOP(スイス)。(写真上)
SMOPはクラウドで管理するのでこれ専用の大型PCは不要です。
ネット環境の良いところで自分のPCでいつでもプランニングチェック可能。
ヨーロッパでは非常に高い評価でカムログ(ドイツ)がメインだったはずが、
現在は他のシステムとの連携もどんどん広がりを見せています。
SMOPの利点はこのようなチューブデザインになってること。(写真上)
ガイデッドサージェリーの欠点である
・しっかり収まってるかがわかりにくい
・冷却のための注水が行き届きにくい
の2つを解決してくれます。
それでいて安定感は非常に良いのです。
今ではグループ内のラボでこのガイドを3Dプリンティングして製作しています。
CTの3次元データ・デジタルシミュレーション・ガイデッドサージェリー…。
安全な近代インプラント治療にはどれも欠かせません。
小臼歯の抜歯即時インプラント埋入
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