インプラント治療は機能回復だけでなく審美性も大切。
色調や形態が周りと合ってることも大切ですが、
歯肉などの周囲組織がとても重要です。
抜歯すると歯根膜が持っていた血流がなくなり、
歯槽骨も歯肉もかなり退縮してしまいます。
前歯の場合それで隙間になってしまうことも。
しかし前歯の隙間は審美的にはNG。
その為、
・抜歯時期と抜歯方法
・インプラント埋入ポジション
・シンプラントデザインとサイズ
・組織再生法
・上部の連結方法
・全体の咬合バランス
・メインテナンス
などなどあらゆる部分に注意して、
インプラント治療のプランを検討します。
と、ここまではよくある当たり前の話ですが、
周囲がすでに差し歯な場合はどうする?
天然歯なら抜歯時に多少歯肉退縮しても、
インプラントの補綴物で修正可能だが、
差し歯になっているとマージンが露出したりする。
たった1本のインプラントのために、
周囲複数本の差し歯を取り換えるのも大変。
と言うかそれでは単独回復できるインプラントの意味なし。
それぞれの差し歯がどんな材質かを見極め、
バランスがとれるように工夫するのです。
こちらのケースは右2番がインプラント。(写真上青矢印)
隣の犬歯から反対の犬歯まで全て差し歯でした。
2番目はそもそも幅も厚みもないので難しい。
6年経過してますが歯肉退縮もなく良好です。
カムログインプラント プロモートプラス
直径3.3ミリ 長さ11ミリ
セラミッククラウンななどマテリアルの進化は早いので、
5年も経つとトレンドが変わっているのです。
前担当医がどんな素材をどのように使っていたかは、
抜歯した歯を見て調べたりします…。
紹介状などがなく患者様を引き継ぐことがほとんど。
天然歯でもインプラントでもよくありますからね。
LINEカウンセリングはこちら ← Click here
従来のメールカウンセリングもあるんですが、
最近こちらでご相談いただくことが増えてます。
口元や歯の写真など送るのが簡単ですからね。
やり取りもサクサクスムーズです。