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審美治療

全体解決で咬み合わせを逆転させる ①

全体解決をご希望されて来院された50代男性。 治療期間約半年で終了し現在定期健診中。 初診時は前歯のかみ合わせが4本中3本が逆転。 見ると奥歯が欠損したまま放置されていた。(写真上の上) 「前より前歯の反対咬合深くなってませんか?} 入れ歯は作ったものの違和感が大きくt使ってないそうで、 かれこれ数年はこの状態で放置していると言う。 欠損している奥歯部分にインプラントを入れてかみ合わせ安定させながらをやや挙上させる。 奥歯は回転軸に近いためほんの少し高くするだけで前歯のスペースができてきます。 審美的にも綺麗にしたいということから神経を取らずに最小限の本数でセラミッククラウンを。 右上犬歯などコンポジットレジン充填などでやり直すところ数か所…。(写真上の下) 咬み合わせを挙上させたことで顔貌もスマートになり表情も明るくかっこよくなりました。 上顎の治療前治療後の咬合面写真 前歯の差し歯は歯根破折のため抜歯。 それ以外の歯は神経を取ることなく生活歯でブリッジの支台に。 金属の詰め物もジルコニアオールセラミックに交換しています。 下顎の治療前治療後の咬合面写真 不適合な金属クラウンも除去しジルコニアクラウンに変更。 元々歯ぎしり食いしばりが強い方なうえに今回かみ合わせを挙上したので、 ジルコニアの中でもやや透明度が劣るが最も強度のあるタイプを選択。 右上下奥歯に3本と左下奥歯に2本のインプラントを埋入して咬合負担を分散。 そして低くすり減ってきた全体のかみ合わせをやや挙上させて前歯の突き上げを防止。 その余裕を構築したうえで可能な限り審美を追求します。 おそらく歯科医の中には、 矯正治療できるのでは? もっと色を忠実に合わせたほうが? と言う方もいらっしゃると思いますが、 50歳超のかたにこれから2年かけて矯正治療したり、 透明度を追求しすぎて強度を落としてしまい 破折リスクを上げるのは無責任な治療になってしまいます。 患者様のニーズや環境に合わせて、時には100点満点ではなくその時95点や90点の治療に見えても、 5年、10年、15年経過してクリーニングだけでトラブルなしとなって100点の評価をもらうこともある。 50代男性の歯科治療のゴール設定は難しいですよね。 とにかくに当医院の治療計画をご理解いただき全体解決を目指してくれて感謝。 ちなみに写真はリングフラッシュで記録用に撮ってますのでかなりハレーションが起こっています。 低侵襲審美治療 ↑ こちらも併せてお読みください 25年前の開業時からメタルフリー(金属不使用)の歯科治療を心がけてます。 KU歯科クリニック

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