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第3の治療法、インプラントとは?
インプラントは、「入れ歯」や「ブリッジ骨」に次ぐ第3の治療法。
骨の中に純チタン製の小さなネジの様なインプラント体を埋め込み、その上に人工歯を固定します。
この治療法は、歯根まで再現し、見た目と機能の両面において元の自然な状態に近づけます。
インプラントの治療を受けられる方はどんな人?
インプラントの治療は、下記のような方を対象に、1本から全ての歯まで対応可能です。
- 事故で歯を失った方
- 歯槽膿漏や虫歯などで歯を失った方
- 先天的に歯がない方
ただし、誰でもインプラント治療が受けられるか?というと、そうではありません。
インプラント治療は、手術が必要です。そのため、全身状態が悪い方、インプラントを埋め入れる予定部位のアゴの骨が丈夫でない方は、治療を受けられない場合もあります。
- 高血圧症
- 心臓疾患などの循環器系疾患
- 喘息などの呼吸器系疾患
- 糖尿病
- 骨粗しょう症
などの「既往歴がある方も注意が必要」です。その他、「歯周病などの基礎疾患がある方」は、お気軽にご相談ください。
インプラント治療の症例①
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インプラント治療前
-
インプラント治療後
期間・費用
- 患者
- 30代女性
- 治療期間
- 約3ヶ月半
- 費用(税別)
- ¥395,000(1本あたり)
治療法
入れ歯やブリッジのように前後の歯に負担をかけることなく、欠損した部分だけで補うことができるインプラント治療です。上顎臼歯部の軟らかい骨にしっかり結合させ、ジルコニアクラウンをスクリュー固定で装着。いざと言うときに外せますのでメンテナンスが簡単です。
リスク・副作用
手術後に腫れが生じる場合がありますが、次第に治まることがほとんどです。
インプラント治療の症例②
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インプラント治療前
-
インプラント治療後
期間・費用
- 患者
- 40代男性
- 治療期間
- 約3ヶ月半
- 費用(税別)
- ¥470,000
治療結果
歯根が折れて残せなくなった歯を抜歯すると同時に、インプラント埋入をおこないました。最終的なセラミックの装着までの3ヶ月間、1度も仮歯を外すことなく、周囲の組織との調和をはかりました。外科処置は1度きりの、低侵襲なインプラント治療です。
リスク・副作用
手術後に腫れが生じる場合がありますが、次第に治まることがほとんどです。
インプラント治療の症例③
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インプラント治療前
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インプラント治療後
期間・費用
- 患者
- 20代女性
- 治療期間
- 約4ヶ月半
- 費用(税別)
- ¥520,000
治療法
抜歯後、歯肉のボリュームが不足していたため、歯肉の移植を同時におこなったインプラント治療のケースです。美しい前歯は、歯が綺麗なだけではなく、バランスのいい健康な歯肉が必須です。
リスク・副作用
副作用:手術後に腫れが生じる場合がありますが、次第に治まることがほとんどです。
インプラント治療の症例④
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インプラント治療前
-
インプラント治療後
期間・費用
- 患者
- 60代男性
- 治療期間
- 約6か月
- 費用(税別)
- 約 ¥6,000,000
治療法
右上奥歯以外は保存不可のため抜歯。抜歯と同時に上顎には5本、下顎には7本のインプラントを埋入し、即日固定式の仮歯を装着しました。その後約4か月ほど使っていただき、最終セラミッククラウンブリッジに交換。右上奥歯は徹底的な歯周病治療を行い神経を残したままでブリッジにしました。インプラントありきで診断するとおそらく右上の奥歯も抜歯して、埋入部位の自由度を図ることになると思いますが、天然歯を可能な限り保存することは重要です。重度の歯周病の歯でしたが、再生療法などをせずとも全体の咬合バランスの改善と清掃で回復しました。
治療結果
咬合が安定し食事が快適に。治療終了後8年程経過していますが、年2回の定期健診とクリーニングも欠かさず、口腔管理の意識も向上。
リスク・副作用
手術後に腫れが生じる場合がありますが、次第に治まることがほとんどです。
インプラントとその他の治療の「メリット」や「デメリット」
失った歯を取り戻す治療には、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3種類の方法があります。
インプラント
インプラント治療では、アゴの骨に生体親和性の高い金属であるチタンやチタン合金でできた人工歯根を埋め込む手術を行ないます。
※インプラント体(人工歯根)を骨の中に埋入し、アバットメントと呼ばれる義歯との連結部分の部品を取り付け、義歯をかぶせる方法。この他、インプラント体とアバットメントが一体となっていて、義歯を取り付けるだけのものもあります。
インプラントのメリット
インプラントの最大のメリットは、義歯を固定して機能を回復できる点で、まるで自分の歯のような感覚で噛めるようになることです。
- 外れてしまうなどの恐れが軽減される
- 異物感なく話せるようになる
- 義歯に「セラミック」や「ジルコニア」などを使用し、天然の歯とほとんど変わらない見た目になる
などメリットは、どの治療法よりも高いと言えます。
インプラントのデメリット
デメリットとしては、インプラント治療は、原則的に保険適用外で健康保険が効かず自由診療となるため、治療費が高額になることが挙げられます。
※外傷・腫瘍でアゴの骨を失った場合や骨移植を行なった場合、先天的に歯やアゴの骨がない方などは健康保険の適応が受けられることもあります。予め事前にご相談ください。
インプラントの治療期間は、約4~6ヵ月程度で、手術後も定期的なメンテナンスが必要になります。
※治療費は、取り付けるインプラントの種類や口腔内の状態によって異なります。
ブリッジ
欠損した歯を補うために両隣の健康な歯を削って土台にし、橋(ブリッジ)をかけるように歯をつなぎ合わせた歯冠を取り付けます。ただし土台になる歯の歯根がしっかりしていなければ、歯冠を取り付けることはできません。
ブリッジのメリット
インプラントや入れ歯よりも治療期間が1週間~1ヵ月程度と、短期間で済むことです。
平均的な強度は入れ歯より長く、約5年程度で交換となります。
ブリッジのデメリット
かぶせた歯と歯肉の間に隙間ができやすくなって食べ物が絡まり、磨き残しがあると歯周病の原因になりやすい点です。
また、周囲の健康な歯を削って支えることになるため、他の歯にも負担がかかるのもデメリットの一つです。
入れ歯(義歯)
最も一般的に行なわれている治療法で、失った歯の代わりに使用する取り外し可能な装置(義歯)のこと。
入れ歯には「バネのある入れ歯」「バネのない入れ歯」「総入れ歯」「金属でできた入れ歯」などの種類がありますが、大きく分けると「部分入れ歯」と「総入れ歯」になります。
部分入れ歯には、バネのある入れ歯とバネのない入れ歯があります。
バネのある入れ歯は、周囲の歯に金属でできたバネをひっかけて入れ歯を固定する仕組みで、保険適応が可能です。
※バネのない入れ歯は見た目はきれいですが、自費診療となります。
総入れ歯は、人工歯の部分と人工歯を支える床(しょう)と呼ばれる歯ぐきにあたる部分の2つで構成されています。
この床(しょう)の素材にアタッチメント(付属装置)を埋め込み、人工歯を取り付けます。
※プラスチックでできたものは「保険適応」、金属でできたものは「自費診療」となります。
入れ歯(義歯)治療のメリット
他の治療法よりも手軽に行なえる点で、保険適用の場合、負担も少なくて済みます。
入れ歯(義歯)治療のデメリット
話したり食事したりする際に外れやすく、異物感が強いため会話もうまくできないことがあります。
毎日の洗浄が必要で、負担に感じる方も多く、平均的な寿命が1~2年のため、その都度作り直さなければなりません。
治療期間は、アタッチメントなどを取り付ける治療から、入れ歯になじむまで約2ヵ月程度かかります。
インプラントに関するお悩みなど、お気軽にご相談ください。
以上のことからも、「インプラント治療」は、優れていると言えます。
ご自身の治療に適切かどうかお悩みの方、また既に治療している方であっても困っている事などあれば、当院までお気軽にご相談ください。
当院は、「インプラントのメンテナンス」も承っております。
取り扱いインプラントメーカーが多く、柔軟に対応させていただいております。