大きな詰め物がしてありそこから2次う蝕。
残念ながら神経を取らなければならなくなった。
神経治療した歯は乾燥し劣化するので、
何らかの補強材が必要になる。
当医院では金属性のコアは一切使用しないし、
間接法(型を採って外で作る)もほとんど行わない。
理由は共に健全歯質を多く削り歯根を劣化させるから。
なのでファイバーコアを「直接法」で行います。(写真上)
最終的なクラウンも金属不使用のオールセラミック。
土台が天然色なので透明感のある材料がいきいきなり使用可能。
メタル色を隠すための不透明なオペーク(下地)は不要。
接合部(マージン)も厚みがないのに美しいから浅くてOK。
全ては、
「天然歯質を可能な限り残し長期維持を図るため」
にしてること。
色や形を確認してもらうのに試適して患者様は大満足。(写真下)
レジン系接着剤で極々一般的なユニバーサル色を選択し装着。
接合部が浅いので接着剤の除去も簡単で確実に行える。
一昔前の補綴スタイルの先生から見たら、
なんだこの浅いマージンは…
とおしかりをうけそうです。笑
ちなみにとなりの小臼歯2本は12年前に入れたインプラント。
こちらも揺れもなく歯肉退縮もなく良好です。
いつのまにか12年も経つんですね。
こちらのオールセラミッククラウンの製作は、
デンタルスタジオ246 担当 小紫
になります。
デンタルスタジオ246はKU歯科クリニックグループのラボ。
長年多くの歯科医院様からのご依頼も受けております。