インプラント治療を始めた当初からビアンエアーのインプランターを使用。
数年前に新たに加わったこのアイシロプロは凄いです。
最近海外のハンズオンコースではこのアイシロプロがズラっと並ぶことが多い。
当医院でも長年使っている従来のシロプロと違い画面がipadになっており、
そこにはメジャーシステムの全てのデザイン・サイズのドリルステップが設定されている。
最も重要な部分は回転スピードとトルク値が同時に表示されるので、
硬い歯槽骨にどれだけのストレスがかかっているかなどがタイムリーに確認できる。
骨の硬さには個人差も部位差もあるので単純なプロトコールでは判断できない。
タイムリーに確認しながらアジャストしていく細やかさが成功ポイント。
もちろんアバットメントの締結時にもしっかり確認できます。
インプラントの表面構造やアバットメントの連結方式の違いを議論することも大切だが、
骨質をしっかり理解し初期固定をとりながらも過剰なストレスをかけないという配慮はもっと重要。
突き詰めていくと基本的なことの見直しをするのはどんなことでも共通ですね。
患者登録し部位と使用器材などのデータを登録しておくことができるので、
後に何か不具合が起きた際にどんなインプラント埋入をしていたか振り返ることもできる。
レコーディング機能もバッチリと言うことです。
長期間多くのインプラントケースを経験した歯科医であればこの重要性に気付くはず…。
なんとなく…ではなく数値化して客観性を持つことが大切ですからね。