インプラント治療の利点と欠点
改めて整理してみましょう。
インプラント治療の利点
・前後の健康な歯に負担をかけずに欠損部分を補える
・単独歯なのでフロスも通りメインテナンスしやすい
・単独歯なのでリカバリー対応も最小範囲で可能
インプラント治療の欠点
・外科手術が必要
・治療期間が長い
・術者のテクニカルエラーが大きい
こんなところでしょうか。
利点は皆さんよくご存じだと思いますが、
欠点について確認してみます。
・外科処置
術後の痛みや腫れは多少あるかもしれませんが、
抜歯と同等かそれ以下であることのほうが大半。
骨量不足の場合骨造成を行いますが、
方法によって術後の腫れが少し大きくなることも。
近年は代替材料を利用し侵襲を最小限にしてます。
・治療期間
一昔前と違い埋入手術の時期も骨結合も早くなりました。
なので平均2~3か月と20年前の半分くらいに短縮。
条件が揃えば、抜歯と同時にインプラントを埋入します。
更に条件が整えば、固定式の仮歯まで同時装着です。
・術者のテクニカルエラー
インプラントは総合力がとても重要です。
外科処置だけでなく歯周組織の理解や咬合バランス。
もちろん上部構造に審美性や適合性・清掃性など。
インプラント治療の成功を左右するのは、
担当歯科医による影響が最も大きいと言えます。
誰がやっても同じ結果を得られるわけがありません。
昔はこれに「治療費が高い…」もあったと思いますが、
最近はセラミックブリッジ(最低3本)と費用が変わりません。
なのでブリッジと比較したインプラントの欠点にはなりません。
そんなことで若い患者様であればあるほど、
インプラント治療を選択される方が多いです。