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オールオン4(オールオンフォー)のメリット・デメリット

オールオン4(オールオンフォー)のメリット・デメリット

オールオン4(All-on-4、オールオンフォー)は、片顎(上顎または下顎)に4本のインプラントを入れ、前歯から奥歯までの一体化された人工歯を支え咬み合わせを回復する方法です。

従来のインプラント治療と比べて少ない本数のインプラントで済むため、埋入手術時のダメージも少なく、治療費も安価になります。

本来インプラント治療は支える骨がない場合は骨造成を行わなければなりません。
しかしオールオン4は奥2本を上顎洞前壁という骨の痩せにくい部位に埋入するので、骨が著しく萎縮した場合でも大規模骨造成を行うことなく固定できます。
方向の違うインプラントを中間構造体で平行に角度補正し人工歯を固定します。
手術当日から固定式の仮歯が装着されるので生活への影響も少なく済みます。

30年以上前から行われているオールオン4ですが、懸念点・デメリットもあります。

1つ目は、残っている歯のすべてを抜歯しなければならないこと。
残存歯がインプラントの埋入位置や角度に影響を与えてしまったり、将来の感染原因にならないようにするためです。

2つ目は、術者による結果の差が非常に大きいこと。
従来より長いインプラントを、萎縮しにくい部位に正確に埋入しなければならないので、術者の経験や高い技術力が必要とされます。
ガイデットサ―ジェリーやダイナミックナビゲーションなどのサポート器具で、手術の正確性を高め安全性を高めなければなりません。

3つ目は、人工歯部分の長期安定性が重要なこと。
安価にするために、樹脂製人工歯を最終補綴物として使用する医院もあります。
樹脂製人工歯は弾力があり修理修正も簡単で便利ですが、長期使用に適したものではありません。
破損や摩耗などの劣化による審美機能障害が起きやすいですし、唾液を吸収するので口臭の原因になるともいわれています。
材質としては、ジルコニアやチタンなど強度のあるフレームを使用したセラミックが一般的。
更にその中でも、フレームに直接セラミックを盛る簡便なタイプもあれば、フレームとクラウンとセパレートして将来の修理に備えるものもあります。

4つ目は、人工歯の形状が、審美性やメンテナンスに対して影響が大きいこと。
歯を失うと周辺組織がたるむので歯肉部分を人工的に付与することが一般的ですが、形状によっては清掃困難でインプラント周囲炎を併発するリスクが上がります。
見た目も重要ですが、こういった上部構造のデザインも長期予後に関係します。
毎日ご自分で行うセルフケアはもちろん重要ですが、定期的に歯科衛生士によるプロフェッショナルケアは必須です。

オールオン4は4本のインプラントですが、6本のインプラントで行うオールオン6もあります。
埋入本数が増えれば、インプラント1本当たりの咬合負担が小さくなるメリットもあります。

治療費は、おおよそ275~385万円。(片顎・税込み)
埋入手術から固定式仮歯を経て、最終的な人工歯までの総費用です。
治療期間は、下顎で2か月半~3か月、上顎で3か月半~4か月。
上下同時に行うことも少なくありません。

全ての歯がつながっているオールオン4やオールオン6よりも、前歯と左右両奥歯が3分割されているほうが問題が起きた時に対処しやすいです。
しかし、それには埋入本数が多くなるため費用が高額になってしまいます。
オールオン4,オールオン6はそのような状況に対応する多数歯欠損のオプションの1つです。

こういったインプラント治療に関して、メリットやデメリットを詳しく知りたい場合、
当院では日本口腔インプラント学会専門医の理事長・梅田による
無料メール相談や、無料LINE相談も行っていますので、是非1度ご相談ください。

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