KU歯科クリニックには全体解決を目指して来院される方が多い。
どんなトラブルでも対処療法や直前の原因の解決をだけではダメで、
原因の根絶…少なくとも3段階くらい上の原因を解決すべきである。
それが出来なければ短期間の間に繰り返しトラブルが起きるのだ。
上は今年になってご相談にいらした患者様の初診時の口腔内写真。
パッと見ただけで
・虫歯治療
・神経治療
・歯周病治療
・欠損部の回復
もちろん他にも細かなものはありますが、
一般の方が見てもこれくらいはわかると思います。
通常はまず徹底的な清掃と歯周病治療を行い細菌数を減らし、
咬合を安定させるために取り外し式の義歯を装着。
そして虫歯治療や神経治療を勧めていき、
「義歯はちょっと…」という事になれば
インプラント治療を提案するという流れ。
これが一般的だとは思いますが遠回りします。
時間もかかるし医療費の無駄使いにもつながる。
当医院では診査診断の後すぐに複数の治療計画の提案を行い、
まず「絶対にしなければならない治療」を進めていきながら、
初診から3回目くらいまでに大まかな方針を決めてもらいます。
上記に書いた4つの大きな問題の中で1番選択肢が多いのが、
「欠損部をどういう方法で解決するか」になります。
費用も何にするかでかなり違ってくるので、
早い段階でお話ししておく必要があるんです。
そしてインプラントを希望されたら早めにインプラントオペを行う
だって取り外しの義歯が嫌だから大きなトラブルになったわけで、
ひとまず咬合を安定させるためとはいえ義歯は入れたくない人が大半。
作っても気持ち悪くて使ってもらえなければ作る意味がありません。
なので基本治療が終わったらすぐにインプラント埋入します。
固定式の仮歯が入るまでの2~3か月の間に虫歯や神経治療は十分終わる。
本格的な歯周病治療だってその間に行えばいい。
最も時間のかかる重要なことを先に始めてしまうのです
すれ違い咬合で上下が咬み合ってる部分が極端に少ないので、
とにかく早く欠損部を補わなければ虫歯治療してもまた取れます。
本来奥歯が負担すべき咬合力を前歯が過剰に負担し、
下からガンガンに突き上げの咬合力が強く加わったままでは、
歯周病治療だって改善していくわけがありません。
歯周病が得意な歯科医がインプラント治療を行うようになったのは、
咬合分散を行わなければお掃除だけで歯周病が治らないから…。
つまり咬合の安定を図るために早期にインプラントを進める
もちろん清掃状態が酷すぎる場合はこういうわけにはいきません。
きちんと歯石やプラークはおおまかに除去し虫歯治療も応急処置はします。
大半の場合は基本的な清掃と歯周治療を3~4回の来院くらいでできるから、
インプラントオペ時の感染リスクを減らすことは十分できます。
それでもうまくいかないのはインプラント治療の技術的問題…。
だから、インプラントならインプラントオペを先にしてしまうのです
こういったプランの工夫だけで1年がかりの治療が半年に短縮も可能。
そして大きな問題を抱えた人ほど計画診療での効果が大きい。
無計画にダラダラやってると逆に悪化させてしまうこともある。
診査診断のあとは患者様の生活に合わせたプランニングが重要なのです。
グループ内に歯科技工セクションがありますので、
ものすごいスピードで仮歯や仮義歯が準備可能。
集中的に治療を勧めることが可能ですので、
お忙しい方ほど喜んでいただいております。
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