東京・渋谷
オールセラミックを用いた審美治療
セラミック材料(陶器材料)を使って、天然の歯に近い透明感で自然な仕上がりを実現します
オールセラミックは、被せ物や差し歯の素材が全てセラミック材料(陶器材料)で出来ているものを使用する審美的な治療です。オールセラミックは、自然な光を透過する美しさだけでなく、硬すぎて他の歯を傷つけることもなく、強さとしなやかさまでも兼ね備えた理想的な材料です。金属類を使用するメタルボンドと違って、全て光を透すセラミック材料(陶器材料)で出来ているので、天然の歯に近い透明感ある仕上がりになり、見た目の気になる前歯に適しています。また、金属類を使用しないので、体に金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療を行うことができます。
※当院では、従来の焼成型ポーセレンだけでなく、強度が3~4倍になったガラスセラミックや8~12倍のジルコニアなど、審美性と機能性を兼ね備えたセラミックを準備しております。
コンポジットレジンとオールセラミックの違い
コンポジットレジンとは、一般的な歯科医でもよく用いられるプラスチックの補綴物のことを指します。歯科治療でもポピュラーな治療法の一つで、保険適用なうえに白く治せる、治療が1日で終わる、金属アレルギーの心配がない、等の特徴があります。
一方でプラスチックゆえの経年変化や、強度不足による欠けや割れなども発生するため、大きな虫歯などコンポジットレジンでは治せないケースがあります。
その点、セラミックは色の変化がなく、透明感があり、とても審美性に優れています。また、汚れや歯石が付着しにくく、落ちやすいため、虫歯や歯周病もリスクも低いと言われています。また、詰め物やかぶせ物に用いられる素材のため、レジン充填ではできない大きな虫歯の治療にも適用できます。
オールセラミックの「メリット」と「デメリット」
オールセラミックのメリット
- 天然の歯に近い透明感で、自然の仕上がりになる
- 好みの白さに調整ができて、着色汚れがつきにくい
- 歯を削る量が少ない
- 体に優しい素材で、金属アレルギーの心配がない
- 金属類によってできる歯の根元や歯茎への変色がない
オールセラミックのデメリット
- メタルボンドのような金属類を使用してないため、強い衝撃により欠けたりすることがある
- 歯と一体化させる接着技術が困難
ドクターからの一言アドバイス
一昔前のメタルボンドは、メタル色を消す為に下地に不透明な白をしいてから透明感のある陶材を盛り付けていました。そのため、薄い部分に自然な色を出すには限界があり、厚みを確保する為にたくさんの歯を削らなければなりませんでした。
オールセラミッククラウンは最初から歯冠色をベースにできるので、歯を削る量を少なくて済みます。
当院では、できるだけ神経をとらずにセラミッククラウンを装着しています。
オールセラミックの種類
オールセラミックはその名のとおり、100%セラミックを用いた治療法です。そのためセラミック治療の中でも審美性、耐久性の点で優れています。当院では特に前歯などの場合のデザインを重視し、自然な色付けを行うなど審美性を追求しているため、そのような観点からセラミッククラウンを選定しております。
Eマックスクラウン
「ニケイ酸リチウムガラスセラミック」と呼ばれる次世代のセラミックを用いたオールセラミッククラウンです。スイスのイボクラービバデント社が開発したe.maxシステムを利用しております。
内側にジルコニアを使用しないので、ジルコニアオールセラミックに比べるとやや強度は落ちます。キレイで透明感があり、美しい質感を得られます。
ジルコニアクラウン
ジルコニア製のキャップに自然な質感のセラミックを焼き付ける方法のクラウンです。人工ダイヤモンドであるキュービックジルコニアとほぼ同じで、強さやしなやかさは勿論、見た目の美しさもあります。前歯の治療での使用にも最適で、審美性を求められる方におススメの素材です。