
渋谷
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噛み合わせ・歯軋り・食いしばりなどが原因と思われる症状でお悩みの方が数多く来院されます。
奥歯のエナメル質が摩耗して茶色い象牙質が露出するだけではなく、酷くなると歯そのものに負荷がかかりすぎてヒビが入ってしまい抜歯をしなければならなくなることもあります。
中には寝ている時だけでなく起きてる時も食いしばる癖のある方もいるようです。人によっては食いしばりが原因で首や肩の凝りや片頭痛などが起きたりしてしまいます。
首や肩こり、片頭痛などなかなか改善されず、マッサージを受けたり、長期間お悩みの方も多くいらっしゃると思います。
その根本的な原因はもしかしたら歯軋りや食いしばりなどから引き起きているかもしれません。
歯軋り、食いしばりなどの主な原因としては、癖、習慣、噛み合わせの異常、精神的ストレス、逆流性食道炎、アルコール、タバコ、カフェインなどが考えられます。
これらを放置し悪化してしまうと、歯そのもののダメージだけではなく、片頭痛や顎関節症などを引き起こす原因になる可能性があります。
※写真は歯軋り・食いしばりで摩耗した奥歯
歯軋り・食いしばりは様々なお口のトラブルの原因となります。
強く食いしばることにより、歯や歯のかぶせもの、歯の根に問題を起こすだけでなく、顎の関節、歯周病などのトラブルの原因にもなっており、下記のような症状をもたらす可能性もあります。
毎晩強く歯軋り、食いしばりをすることにより顎の関節や筋肉に大きな負担を与える可能性があります。
強くかみしめることにより、歯周組織にも悪影響を与えることがあります。歯茎が退縮する原因にもなることがあります。
上下の歯がすり減ったり、知覚過敏の原因となることがあります。また歯や歯の根が割れる原因となることもあります。インプラントや歯のかぶせものに大きな負担を与え、割れてしまうなどのトラブルの原因になることもあります。
原因と思われる首や肩こり、片頭痛、顎関節症などの治療は、歯を守り、噛む力を調整する「マウスピースを用いた治療法」と筋弛緩作用により原因を軽減する「ボツリヌストキシンを用いた治療法」があります。
睡眠時に「スプリント」という透明なマウスピースを装着し、上下の歯が直接当たらないようにします。
歯ぎしりや食いしばりによる強い噛む力が抑えられ、歯や顎への負担を軽減し、歯ぎしりや食いしばりの悪影響を緩和・予防することができます。
咬筋(こうきん)など“モノを噛む”ときに使う筋肉に、ボツリヌストキシン製剤を注射することで、筋肉の動きをおさえる治療法です。
歯ぎしり・食いしばりなどのブラキシズムは、頻度と強さによって決まっており、その強さを決める咬筋(こうきん)などの筋肉の動きを注射で筋肉を筋弛緩させることで、咬むことによる顎や歯の負担を減らすことができます。
当院では、複数の薬剤を準備しておりますが、最も多いのがイノトックスです。
イノトックスはアラガン社がボトックスという登録商標で販売しており希釈なして使用できる安全性の高いものになります。
左:術前、右:術後
ボツリヌストキシン注射
筋肉の動きを抑え、噛み締めや歯ぎしりを改善します。
疼痛・腫れ・内出血・アレルギー・施術箇所に違和感を生じる可能性があります。