日本国民の1割以上がインプラント治療をしているそうです。
失った歯を補う代替治療としてインプラント治療が認知されたという事でしょう。
ただしインプラント治療は術者の技術力や経験による結果の差が大きい。
しかしそれ以上に健康な歯に負担をかけないメリットは計り知れない。
一昔前の「入れ歯から固定式を希望する」一部の高齢者の治療法ではなく、
今や若い患者様が「欠損補綴の第一選択」として検討するのが当たり前の時代。
当然インプラント治療への期待もニーズも高くなる一方である。
「しっかり咬める」という最低条件。
「見た目が美しい」審美性も求められる。
近代インプラント治療は、
「痛みや腫れを最小限に」ということも大切で、
当然ながら「安全性の追求」は極めて重要である。
そしてもう1つ大切なものが「リカバリーとメインテナンス」。
人工物なので長期的に不具合は起こることもある…。
メインテナンスをしっかりこなっていたとしても、
人間は加齢とともに必ず変化します。
良いタイミングでリペアしたりできればよいが、
どこの歯科医院でもスマートにできるわけではない。
今世界中でインプラントメーカーは無数にあり、
日本国内で流通されてるものだけでも50近く(以上?)あると言われている。
それぞれのコンセプトやパーツの規格がバラバラと言うこともあって、
今までは不具合が生じても「やってもらった医院」に行くしかなかった。
患者様からみたらインプラント治療は1つなのに、
歯科医院側から見たら自院で取り扱いのない別物なのである。
それでは困ります…。
様々な理由で遠方に転居される方もいらっしゃいますし、
ずっと同じところでお住まいでも歯科医院が変わってしまうこともある。
更にはメーカーの買収などで取り扱いの窓口が代わるなんて事態も。
KU歯科クリニックは日本の首都東京の都心部にありますので、
様々なメーカー・システムのインプラント治療をされた患者様が来院されます。
海外で治療された方も来院されるので時には日本国内に取り扱いのないこともある。
目の前の人が困ってるのに「治療してもらった医院で相談してください」とは言いたくない。
そんなこともあり長年積極的に複数のインプラントメーカー・システムを取り扱ってきた。
主要なものをあげただけでこれだけあり極まれにしか使用しないマイナーなものも入れたら20以上…。
とにかく私もそうだがスタッフ達の知識の豊富さと器材管理がとても大変なのだ。
・ストローマン
・ノーベルバイオケア
・カムログ
・ジンマー
・デンツプライ
・SPI
・GC
・スウェーデンマルチナ
・POI
・ケンテック
・松風
・バイコン
・バイオホライゾン
・プラトン
・オステム
・Dio
・MEGA GEN
・デンティス
*主要なもののみ掲載
超高齢化社会に向かって「楽しい食生活」は欠かせない。
生きる喜びで考えたら食事は最も楽しいものかもしれない。
だから健康な歯はとてもとても重要なのです。
効率を考えたらかなり大変なのですが今後もこの考えを変えるつもりはなく、
メーカーうんぬんは関係なく「インプラント治療の信頼性の向上」のために、
更なるインプラントのサポート力をアップさせていきたいと思います。
クリニックロケーション的にそれは仕方ないのですからね。
誰かがやらなければなりません。
今日初診でご相談にいらした患者様が私のこういう考えに共感したと言われてましたので、
改めて分かりやすくKU歯科クリニックグループの考え方をお伝えいたしました。
パーツくらい互換性があるようになるといいんですけどねぇ…。
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