16年経過した奥歯のインプラント。
遠心(奥側)の支持骨が若干吸収(痩せ)しているがこれは想定内。
このインプラントは機械研磨面が一定幅付与されているので、
万が一歯肉が退縮し露出して汚れが付着しても清掃しやすい。
想定内というよりも16年前ですから当時はこういったタイプのインプラントが主流で、
逆に審美領域にこのタイプでは限界があり機械研磨面のない深め埋入タイプが開発された。
高齢化社会になって今再びこういうタイプのインプラントが見直されてきている。
患者様は地元新潟に戻られたので私の知り合いの歯科医院を数件紹介したが、
時々東京に来る用があるというので定期検診は今もうちで拝見させていただいている。
今日も確認用口腔内写真とレントゲンの撮影と全体クリーニングとブラッシング指導で終わり。
20歳だった患者様は36歳に。
32歳だった私は48歳に。
時間が経てば誰もがいろいろ変化します。
しかしこのインプラントは16年間お掃除だけで全く問題なし。
快適に機能していました。
このインプラント治療を行った時の32歳の私。
どんなんだったんだろう?
自分でも見るのが怖い。