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インプラント

骨造成の方法とタイミング

歯根端切除を行った歯が揺れて痛みがあり歯肉が腫れている… 当医院に来院される前に相談に行った歯科医院でも保存不可能とされ、 抜歯後どうしたらいいかなどご相談に来院されました。 検討した結果保存不可能と判断し抜歯後はインプラントをご希望。 ただし歯槽骨のダメージが広範囲のため骨造成の方法とタイミングが重要です。 最も良いのは抜歯と同時にインプラント埋入し骨造成を行う方法。 できたら同時に固定式の仮歯までを装着してしまうのが理想です。 前歯など審美的に重要な部位については歯肉の形態を崩しにくいこの方法を検討します。 抜歯して時間が経過すると組織の形態が崩れてしまい歯肉が退縮してしまいます。 そうなると歯の形が不自然になり周囲と調和がとれなくなり審美性が低下します。 なので1度の手術で一気に行い元の形態ができるだけ崩れないようにするのです。 崩してなくしてしまってから移植で作り上げるよりも成功率も高く仕上がりも良いです。 しかしその反面うまく行かなった時の組織の挫滅のリスクも大きいです。 貧弱な骨にインプラントを固定するのは困難ですから結合する前に揺れて感染を起こす… こういった貧弱な歯槽骨や抜歯と同時にインプラントを入れたほうが良いケースが増えたため、 各インプラントメーカーから歯槽骨に強固に固定しやすくできているタイプが登場しています。 最もやってはいけないのは固定させるために必要以上に太いインプラントを入れてしまうこと。 太すぎると周囲の支持骨の厚みが確保できなくなり血流不足になりそのせいで歯肉が退縮してしまう。 貧弱な状況では太いインプラントを使わず固定の良いものを使い太さはそのままが良いのです。 それでもかなり経験とテクニックが必要になりますので注意が必要です。 インプラントは入れることができないが抜歯前の形をできるだけ崩したくない… 抜歯と感染物の除去をしっかり行い骨造成も同日に行う。 これをソケットプリザベーションやリッジプリザベーションと言います。 抜歯してそのできた穴から徹底的に感染物を除去します。 そして硬くなった歯槽骨表面を改善し骨髄液が流れ込むように準備します。 その隙間に人工材料を詰めていきコラーゲン膜で封鎖します。(写真上) 縦に切開などを入れてませんので袋状のスペースに人工材料入れますから、 形態を安定させるための補強膜なども基本的には不要になります。 このまま半年ほど経過観察を行いインプラントを埋入する予定です。 こちらのケースの抜歯前のデンタルレントゲンとCT画像 ↑ 併せてこちらもお読みください。 1つとして同じケースはありません。 痛みや腫れの少ない効果的な方法を提案いたします。 KU歯科クリニック

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