麻酔科医の立会いの下で静脈内鎮静。
寝ている間に終わって患者様の記憶はなし。
ストレスフリーで良いですね。
行った内容は…
まずは左上(写真右側)
小臼歯2本の不適合なクラウンとアンレー除去
神経を保護する薬剤を入れて支台歯形成
その隣の保存不可能な大臼歯は抜歯
周囲の感染物を取り除きコラーゲンプラグを挿入
3本分の仮歯を調整し装着
そして右上(写真左側)
1か月前に抜歯したのは4番6番8番。
6番部はかなりダメージが大きく上顎洞一部貫通
4番には通常埋入しここから骨採取。
7番部にはオステオトームで上顎洞底挙上し埋入
6番はダメージが大きかったことから本日埋入せず
4番7番そして8番部から採取した自家骨と人工骨を移植
2本分の仮歯を装着
ここまでで約1時間半。
意識がはっきりしてきた患者様に説明。
右上6番部には無理すれば入れることはできたが、
左上の時にもう1度この鎮静法を行うので、
今日はあえて骨造成のみで閉じました。
十分に骨ができた状態で次回左右3本1回でやります。
行き当たりばったりでなく計画的に治療計画を立てる。
治療期間の短縮だけを目的とするだけでなく、
痛み腫れが最小限になり最終的な仕上がりが強固になるよう
合理的な計画をたてることも重要なのです。