最近ご相談が多い歯科根面被覆（root cover)。

知覚過敏
ブラッシング時の痛み
審美障害

こんなお悩みをお持ちの方からご連絡いただきます。
歯科領域における組織再生法の1つである根面被覆。
まず最も重要なのはこうなってしまった原因を考える事。

ブラッシング
歯列矯正
咬合
小帯の付着位置
遺伝

これもまた様々で解決できることとできないことがある。
なので対処療法としてとらえずに可能な限り解決しなければ、
時間の経過とともに再び同じようなトラブルが起きます。

そういったお話をきちんとしたうえで、
まずは歯周基本検査と術前清掃を数回かけて行います。
初診でいきなり手術というのはありません。

根面被覆の手術法には様々な方法がありますが、
当医院では術後の痛みや腫れが少ない低侵襲な方法で行います。
もちろん従来の口蓋から結合組織を採取して行う場合もありますが、
範囲が狭ければ人工材料を使用し傷を複数作らないように配慮。

術後1週間でこのような感じ。

まだ腫れも少しあります。
縫合糸は汚れが付きにくいよう溶けるものを使用。
2週間くらい経過して少しづつ糸を慎重に外します。

術後2週間経過。

最後の数本の糸を抜糸しました。
まだ少しだけ腫れはありますが痛みはありません。

術後1か月半経過。

歯肉も引き締まりもう炎症はありません。
歯周ポケット測定も1ミリほどになり、
しっかり付着も獲得しております。

同じような状況だとしても、
原因が異なれば対処方法が違います。

是非ご相談ください。