先日のこちらで細いインプラントのご紹介をしました。
大掛かりな骨造成をせずに細いインプラントを使用して、
低侵襲に欠損部分を補うことも近代インプラント治療。
無理に太いインプラントを選択して隣在歯に接近しすぎるのはNG。
ただし全体の咬合バランスが整っての話になります。
細いだけでなく短いインプラントもあります。
もちろん長いインプラントでなければダメなケースもありますが、
下歯槽神経があり長いタイプを入れることができない場合、
高さを確保するために大掛かりな骨造成をすることなく、
8ミリや6ミリなどの短いインプラントを選択することもあります。
かみ合わせによっては上の歯との間に補綴スペースが少なく、
造骨したくてもできない場合も多いですからね。
ちなみに4ミリの極短タイプも複数メーカーから発売されてます。
こちらも咬合バランスが整っていることが条件です。
下顎大臼歯2本の欠損で大掛かりな骨造成をせずに、
長さ8ミリと6ミリのショートタイプインプラントを選択。
1回法ですので1か月半後には麻酔なしで上部構造製作開始し、
かみ合わせのチェックも含めて2か月ちょっとでこちらは完結します。(写真上)
もちろん左上欠損部分もインプラント予定。
左側の欠損状態が長期間続いてしまったので、
右下の仮歯部分もかなり酷くなってきています。
常にバランスよくかみ合わせが安定していることが大切ですね…。