最後方7番のインプラントは不要ですか?
よく聞かれる質問です。
高齢者で顎も小さめで連続欠損で対合歯も欠損。
こんな状態であれば6番までで十分かもしれません。
つまり7番のインプラントは不要と言うことになります。
しかしお若くて対合歯(咬み合う相手の歯)がある。
男性でかみ合わせの力も強くしっかり咬みたい。
そういう状況ならやはり7番目も必要だと思います。
ケースバイケースですね。
4年前に当院で3か所インプラント治療されており、
そちらの経過はすこぶる良好です。(写真上)
上顎左右7番は当院にいらした時にはすでになく、
歯肉の中に斜めに親知らずが埋まっていました。
そのCT写真はこちら。(写真下)
何度か腫れたこともあるしここにもインプラント埋入したい。
そういう希望で埋まっている親知らずを抜歯して同時骨造成。
半年経過してようやくインプラント埋入が出来ました。
骨もよくできておりオペはスムーズ。
左右で約20分ほど。
3か月半から4か月骨結合を待ちその後上部構造製作に入ります。
しかし親知らずは厄介ですね。
右下にも真横に眠ってます…。
最後方7番のインプラントは不要ですか?
応えはケースバイケースです。
どんな時でも絶対に必要でもないし、
どんな状態でも絶対に不要でもない。
年齢、口腔内の状態…など状況によって違います。