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インプラント

インプラントシミュレーションの活用

CTデータをシミュレーションソフトに入れプランニング。
サイズやポジションを最終補綴物をイメージしながら計画し、
その通りに埋入できるように手術サポート器具を作成する。

デジタル化が進みガイデッドサージェリーが当たり前の時代になり、
ビギナーの先生でも予め決めたポジションに埋入できるようになった。
教材も静止画から動画…DVDや配信などでスキルアップもできる。

しかし骨吸収が大きなケースや抜歯同時埋入などの場合、
実際に埋入手術を始めたら事前情報以外の様々な状況に遭遇する。
CT1つとってもメーカーによって癖があり微妙な違いがある。
このメーカーのCT画像は新生骨をシビアに見るのか甘いのか。
安全性のためにはややシビアに画像にするのだがその幅は?
簡単なケースなら良いが難症例だととても重要になってくる。

シミュレーションではあったはずの歯槽骨が不足していたり、
軟弱な骨質でインプラントサポートには適さなかったり。
インプラントの太さや長さの変更することはよくある。
1本の埋入時にもサイズ違いを4.5本準備しておくのはそのためだ。

シビアなケースの場合は逆にあえてアナログ部分を残しておいたほうが良い。

位置を決めるためのスターティングドリル(直径2.0ミリ)のみをガイドで作成し、
あとは状況に合わせて太さや長さを変更したり角度を微妙に変更したりもする。
抜歯してからインプラント埋入までのタイミングが早くなったので、
逆に自由度のない型にはまったガイドよりも少し自由度を持たせるのだ。

更にシビアなケースの場合は最終補綴のイメージだけを確認できるガイドにし、
フリーハンドで埋入手術を行った方が良い結果になることもある。
あえて一部アナログな部分を残しておいた方が最良の結果を残すことができる。
なんでもかんでもオールデジタルが優るってことではないんですよねぇ。

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