少数歯欠損 or 多数歯欠損 | KU歯科クリニック|インプラント、矯正歯科、審美・ホワイトニング・インビザラインなど歯科(歯医者)|東京 渋谷・新宿・銀座・青山一丁目外苑前・三軒茶屋【世田谷】・成城学園・品川【青物横丁】

インプラント

少数歯欠損 or 多数歯欠損

インプラント治療を行う歯科医院はたくさんありますが、
それぞれ医院ごとの特徴を持つのでかなり違います。

KU歯科クリニックはどちらかと言うと少数歯欠損系。
天然歯・インプラント・天然歯・インプラントと言ったように、
1本1本バラバラに単独になるよう治療計画を提案することが多い。
インプラントは周辺環境の悪化の影響を受けやすいので、
少し将来性のない歯近くの歯を攻撃的に抜歯して、
理想的な位置にインプラントを埋入することもある。
そうやっていくうちに徐々に多数歯欠損になり、
その極端な例がオールオン4に代表される。

多数歯欠損にした方が埋入位置の自由度が大きくなる。
なので骨造成を行わず痩せにくい位置を選ぶので、
痛みや腫れが少なく済む場合も多い。
しかし天然歯に勝るものはなく歯根膜の血流は大切。
なので当医院でも無歯顎・多数歯欠損は行うが、
どちらかと言うと
「インプラントで天然歯の延命を図る」
と言う考えの方が強い。

こちらの患者様も

23 神経治療してある天然歯・揺れなし
24 歯根破折にて抜歯・頬側の骨はなし
25 神経治療してある天然歯・揺れ中程度
26 かなり前に抜歯し骨はほとんどなし
27 神経のある天然歯

と絵に書いたような混在した状態。

25を残すか抜歯するかは判断のわかれるところだが、
ひとまず固定式仮歯の安定のために残してある。

26部は2ミリほどしか既存骨がなく厳しい状態。
サイナスリフトで上顎洞内に骨造成を行い、
更に歯槽頂側からも骨造成しサンドイッチした。
このまま4~5か月ほど待ってからインプラントを埋入する。

24部の骨欠損状態は上記CTの左側。
かなりダメージが大きく骨質も軟らかかったが、
初期固定の取りやすいタイプのインプラントを選択。

*カムログインプラント コーンログ プログレッシブ 使用

頬側に骨造成を行い約4か月ほど待ちます。
ちょうど奥の6番部のインプラント埋入時期と同じなので、
一緒に行おうと計画しています。

24部のインプラント埋入とGBR
26部のサイナスリフトとGBR

局所麻酔でお話ししながら行って、
約50分ほどでスムーズに終了しました。

できるだけ外科処置の回数を最小限にするために、
事前情報(CTの3次元画像)で綿密に計画を立て、
最も有効的なタイミングで治療を進めていきます。

こんな内容を週末学会でお話しする予定。
新潟寒いでしょうか…。

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