歯根破折・抜歯即時インプラント埋入 | KU歯科クリニック|インプラント、矯正歯科、審美・ホワイトニング・インビザラインなど歯科(歯医者)|東京 渋谷・新宿・銀座・青山一丁目外苑前・三軒茶屋【世田谷】・成城学園・品川【青物横丁】

インプラント

歯根破折・抜歯即時インプラント埋入


複数の歯科医院で歯根破折のため保存不可能と言われた前歯のご相談。
歯根の先端ではなく胴体部辺りの歯肉が腫れを繰り返しており、
当院に来院された時は一部が破けて排膿しきった小康状態でした…。

この2次元のレントゲンと3次元のCTで確認しやはり保存不可能。

①抜歯
②骨造成や軟組織移植
③インプラント埋入
④固定式の仮歯装着

痛みや腫れを最小限にする目的でできるだけ①~④を1回の手術で行いたいと考えるのですが、
前歯のように審美的要求が高い部位では元の形態を崩さない目的で①~④を一気に行うことも多い。
もちろん今回のように感染範囲が大きな場合は一応④までの準備をしておきますが、
状況によっては③までにしたり②までにとどめて置いたりと状況によって判断します。

今回は④まで一気に行う予定でおりましたが③までとし④の仮歯の即日装着はやめました。

インプラントは初期固定の良いタイプを選択し今までの歯根の部位よりもやや口蓋側(喉側)に埋入。
骨吸収を起こして隙間になった部分には骨造成を行い軟組織移植も同時に行いました。
共に人工材料を使用しましたのでこの部位以外にメスを入れたりはしていません。
4か月ほど経過したら2次手術後④のステップに進みます。

抜歯した歯は斜めに割れておりそこから感染を起こし大きな嚢胞ができていました。
これは側面から見た写真ですが右側が唇側で左側が口蓋側(喉側)になります。

こちらは正面からの写真。

歯根破折でも亀裂部位が浅ければ歯根を牽引し残せる場合もありますが、
ここまで大きく斜めに亀裂があり感染範囲が広い場合は保存は難しいです。
できるだけ早めにあきらめ周囲組織への悪影響を最小限に食い止めることも大切です。

低侵襲インプラント治療

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