東京・渋谷
歯科の定期健診&クリーニングの必要性
キュア(治療)は疾患(虫歯・歯周病)に対して歯科医師が行う
ケア(予防)は疾患(虫歯や・歯周病)が発生しないよう歯科衛生士が行う
おおまかに歯科で言うとこんなところかもしれません。
これを歯科ではなく医科で言うと、
キュアは生物学的疾患を医学的な治療で医師が治すもの
ケアは病に悩む患者に対し全人的アプローチを看護婦が主に行う
となってきますがこれは一昔前の話。
慢性疾患が増えてきた現代社会。
キュアだけで完全に治らないことが多くなり、
完全回復しなくてもうまく付き合っていくことで、
精神的回復、症状の消失、療養支援などケアの重要性が高まってきた。
つまりキュアとケアは別のものではなく単純に2分することはできない。
歯科の定期健診やクリーニングを不要不急ではないと考える方もいれば、
消化器系の入り口である口腔清掃はケアではなくキュアだと考える方もいる。
20代の健康な方ならしばらく問題ないかもしれませんが、
セルフケアが困難な高齢者にとってはとても大きな問題です。
50歳、60歳、70歳と歳を重ね唾液が減り咳が増えた方はよくわかりますよね。
歯科医院でのクリーニングやメインテナンス。
超音波スケーラーやエアフローなどで汚れを飛ばすだけじゃないですよ。
表面を特殊なペーストでクリーニングしたり歯肉をマッサージして血流を良くすること。
もちろん歯石だって薬剤で軟らかくすれば手用スケーラーで除去が簡単です。
今朝のTBS「あさチャン!」で歯科特集!
前からここで何度か警鐘を鳴らしていた「訪問歯科診療の中断」による悪影響。
口腔ケアが中断してしまい「誤嚥性肺炎」が起きたり「免疫力低下」が心配だと。
唾液を過剰に怖がるのではなく大切な「免疫防御機構」であることを忘れないでほしい。
これをきっかけに日本がまた歯科後進国に逆戻り…なんて困りますよね。涙
そしてこれもかなり重要ポイント。
現時点で「歯科医院を通じて新型コロナウィルス感染」は、
1件も報告されていません…。
(4月30日現在)
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