メタルインレー(金属製の詰め物)を外すと虫歯だらけだった。
大まかな形成を裸眼で行った後はマイクロスコープで。
12.5倍~20倍にして細かい虫歯をしっかり除去し、
8倍に戻してメタルインレーの窩洞をセラミックインレー用に修正。
セラミックインレーの場合は極力薄い部分を作らないようにする。
内側に入る部分は鋭角ではなく鈍角にしなければならない。
これは8倍の拡大画像。(写真上)
ここから最終仕上げを行った。
強く当たる部分を広範囲に含むオールセラミックスインレー。
従来の焼成型ポーセレンより約3.5~4.0倍の強度を持つマテリアルで作成。
試適でかなりフィットが良く周囲との色調もまずまず…。(写真上)
歯質と一体化させる接着はテクニカルエラーが大きいので、
ここから先のステップはとても重要になります。
もちろんマイクロスコープで余剰セメントや浮き上がりをチェック。
裸眼だったら全部パーフェクトフィットに見えちゃうんだろうなあ。
金属不使用の歯科治療を追求しています。