どんな目的で歯医者に行くのですか?
痛い、何かが取れた、出血する、グラグラする、咬めない…
といった「何らかのストレス」を持って歯医者に行く。
トラブルの原因を特定しその解決が必要である。
原因と言っても突き詰めれば生活習慣や親からもらったものに行き着くので、
どこまでの原因解決を図るかは歯科医院と患者様が相談のうえ決めなければならない。
傷口に絆創膏を貼る治療で終わる医院もあれば出血の原因の解決を目指す医院もある。
どんなスタイルの歯医者か…見極めは患者様の情報収集力・リサーチ力に委ねられる。
親からもらったものについては解決しようがないので当然限界もある…。
歯を白くしたい、歯並びを美しくしたい…
といった「審美的な目的」で歯医者に行く。
特に生活上の支障はないものの見た目を良くしたいと言った希望。
具体的にはホワイトニングや歯列矯正などになるでしょうか…。
緊急性がないのでそれぞれの利点欠点をしっかり理解してじっくり検討すればよい。
結構多いのが差し歯が入ってる方でホワイトニングをご希望される場合。
差し歯はホワイトニング不可なので周囲の天然歯が明るくなったら色の違いが出る可能性がある。
歯列矯正も万能ではなく、年齢や歯周病の進行度合いによっては困難な場合もあるので注意が必要。
医科の場合は範囲が広すぎるためある程度の専門性が確立されているし、
専門外の場合の紹介や連携などがしっかりシステム化されていると思うが、
歯科の場合は専門性を追求し過ぎてしまうと偏った治療方針になりやすかったりする。
先進国なのに口腔環境が悪いと国際的に言われている日本人は複合的な問題を持つ患者様の方が大半。
歯列不正・咬合のアンバランスを解決せず放置して歯周病治療をやっても限界があるし、
補綴物を装着し咬合回復のする責任を持たずに歯内療法(神経治療)だけを行うのも理解できない。
常に広い視野で問題を考えてある程度の総合力がないと本当の解決はできないのです。
そういう意味では口腔意識の高い欧米を真似て専門性を追求し過ぎるのは日本には合わないと思う…。
大きな問題には必ず咬合のアンバランスがや歯列不正が原因になってるはずで、
その原因の解決なしには長期間快適な口腔環境を維持するのは難しい。
自分の問題がどういうレベルかによって解決できる歯科医院を選ばなければならないので、
「近くて便利・すぐ予約が取れる・夜間土日も診療」といったものが最適がどうかは全く別の話。
あなたの目的に合わせた歯科医院選びできてますか???
ちょっと毒はいてみました…。
KU歯科クリニック ← Click here