KU歯科クリニックグループでは2021年は710本のインプラントを埋入いたしました。
ここ5年程あまり大きく変わらないというか、これ以上は難しいかもしれません。
欠損補綴の選択肢の1つとしてインプラント治療が広く認知されるようになり、
ブリッジ、入れ歯と比較して圧倒的に「噛み応えも見た目も長期安定性」も良く、
何よりも周囲の健全歯に負担をかけないので希望される方が増えました。
もちろん昔と違い、インプラント治療を行う歯科医院もかなり増えました。
骨量が十分で骨質が良好なケースはできる歯科医院が多いですが、
シビアな難症例となるとどこの歯科医院でもできるというわけではありません。
最近はインプラント治療しか行わない歯科医院もあります。
しかしインプラント治療だけで完結する患者様はごくわずかで、
大半の方が天然歯と混在してますので総合力が大切です。
・抜歯と同時にインプラントを埋入する
・埋入と同時に骨造成や軟組織の移植を行う
・埋入と同時に固定式の仮歯まで撞着する
・他の歯科医院でインプラントは不可能と断られた
イージーなケースは逆に少なく、より早くより快適により安全にを追求します。
手術回数を最小限にして痛みや腫れを極力なくすことを求められる時代。
そしてこの表にはカウントされていませんが、ここ数年特に多いのがリカバリー。
過去に行ったインプラント治療のリカバリーやメインテナンスはとても大切です。
10年15年と時間が経過すれば口腔環境も変わりますし生活環境も変化します。
誰もが老化し様々な部分が変化しますからその時々で柔軟にリペアが必要になりますし、
転居などで治療してもらった歯科医院に通えない場合も多々あるはずです。
なので新たにインプラントを埋入するということだけではなく、
過去のインプラント治療に関連する対応がとても増えています。
治療して終わりではなく、治療してからがスタートですから…。
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