最も多い相談は「親知らず」について。
抜いたほうがいいのか抜かないほうがいいのか?
担当医によって言うことが違うしよくわからない。
どうしたらいいんでしょう?
ズバリ答えはケースバイケースです!
必ず残したほうがいいわけでもなく、
絶対抜いたほうがいいわけでもない。
ではどのようにそれを見分ければいいのか?
ポイントは親知らず生え方です。
真っすぐ生えていて歯肉から完全に萌出していて、
虫歯にもなっていないくてお互いに咬み合っている。
これなら急いで抜歯する必要はありません。
キチンと清掃さえしていれば全く問題ないでしょう。
でも大半の親知らずは斜めか真横になっています。(写真上)
真っすぐでも歯肉が被っていたりします。
そんな状況だと炎症を繰り返したり虫歯を作ったり、
親知らずだけならまだしも手前の天然歯が虫歯になったら大変。
なのでこの生え方はかなり重要です。
そう考えると現代人できちんと生えそろっている人は少ないんです。
しかも日本人は顎が小さめなのでほとんどの人が斜め真横かなぁ。
そんな感じでうまく残してくれていたなら、
もしかしたら歯牙移植に使えることもあります。
この場合は若ければ若いほど移植の成功率も上がります。
歯肉を切開剥離し被っている歯槽骨を削ります。
そしたら歯冠を分割して抜歯します。
洗浄後に止血剤を入れて縫合。
術後数日は抗生剤を飲んでいただき痛み止めも処方します。
患部は直接歯ブラシを当てれないのでうがい薬を出します。
数日は腫れますが2度と親知らずで悩むことはなくなりますので…。
約1週間くらいで抜糸と言った感じでしょうか。
歯並びに悪影響を与えるので矯正専門医からのご依頼も多い。
親知らずでお悩みの方はご相談ください。