海外在住の日本人患者様。
メールでご相談いただき事前に数回やり取り。
滞在時間は10日で次回の帰国は半年後。
そんなご相談でした。
そういった厳しい条件でであればあるほど、
KU歯科クリニックグループの力が発揮します。
上の写真の上は初診時の口腔内写真。
重度の歯周病で大半の歯がグラグラ。
上の下の写真は10日間滞在した最終日の写真。
「固定式の仮歯」まで装着完了しました。
10日間の滞在期間中は4回ほど来院してもらい、
インプラントのオペと仮歯の装着時はそれぞれ半日づつ。
長時間アポイントですが10日で4回の来院でここまでできる。
いかがでしょうか???
おそらくインプラントしか行わない歯科医院だと、
全ての歯を抜歯しましょうと言う事になるでしょう。
右上の3本は骨吸収があるものの揺れは軽度。(青丸部分)
神経のある生活歯でもあることから保存することに。
ジルコニアセラミックで縁上マージンブリッジにしました。
他の歯は全て抜歯し同時にインプラント埋入。
上顎は10本欠損に5本、下顎は14本欠損に7本。
計12本のインプラントを埋入。
KU歯科クリニックグループには、
技工部門のデンタルスタジオ246があります。
数日でこんな固定式の仮ブリッジを準備してもらい、
帰国7日目の3回目の来院時にはこの仮歯を装着。
しかもほとんど無調整。
ありがたいです。
こんな思い出深い患者様ですが、
治療終了して8年ほど経過した。
最終的なセラミッククラウンは2度目の帰国時に入り、
その後はチェック&クリーニングだけ。
昨年初めて上部構造を少し修理させていただいた。
年2回の帰国時の定期健診とクリーニング。
欠かさずいらしていただいております。
歯科治療は一人でできることは少なく、
様々な専門スタッフがチームで行うことが大切。
難しいケースになればなるほどチーム力と、
創意工夫で差が出てくるのです。
皆様の貴重な時間を大切に考え、
計画的に低侵襲治療を目指します!