インプラントサイズについて考えたことありますか?
インプラント治療を行うにあたって、
インプラントのサイズはとても重要です。
サイズと言っても長さではなく太さ…。
太さは審美的にも長期安定性にも大きな影響があります。
インプラントは全周最低1.5ミリの歯槽骨で囲まれて安定します。
できたら全周2.0ミリの厚みがあるとより良いと思います。
最近は抜歯してからのインプラント埋入時期が早くなったので、
太いインプラントを使用した方が安定させやすいです。
しかし安易に必要以上に太いインプラントを選択すると、
周囲の歯槽骨の厚みはなくなり時間の経過とともに全体が痩せ、
天然歯に近づきすぎて悪影響を及ぼすなんてこともあります。
一昔前は「細いインプラントは折れるからダメだ…}と、
太いインプラントを選択する先生が多かったですが、
「咬合バランスがしっかりとれていれば細くても問題ない…」
との見解が一般的になり直径3.0ミリ前後のものも普通に使います。
このインプラントは直径3.3ミリで長さ11ミリ。
前後の天然歯とはしっかり安全域を確保しています。
今や各メーカーが極細インプラントを開発中。
医療は日進月歩で進化していきます。