上顎洞底を挙上して骨造成を行う方法にもいろいろあり、
頬側から大きく歯肉を剥離し側面から窓開けする方法と、
インプラントを埋入する小さな穴から行う方法があります。
できるだけ痛みや腫れを小さくしたいので、
まずミニマムな方法でできないかなと考えます。
しかし骨質があまりにもやわらかかったり、
骨量が著しく不足してる場合…。
やはり従来の側面から窓開けして骨造成する、
ラテラルアプローチで行います。(写真上)
頬側から直径15~20ミリほど開窓し、
上顎洞粘膜を傷つけないよう剥離。
できたスペースに骨造成を行い、
条件が良ければ同時にインプラントも埋入。
こういった時のインプラントは初期固定の良いタイプを選択。
歯槽頂側の数ミリしかない既存骨で固定しなければなりませんから。
カムログインプラント プログレッシブ
直径4.3ミリ 長さ11ミリ
インプラント治療を行う部位で骨量が十分にあることの方が少ない。
だって昔と違ってギリギリまでそう簡単に抜歯しませんからね。
なので抜歯になった時には骨量不足な事の方が多い。
もし「インプラントは無理…」と言われても簡単にあきらめずに、
複数の医院でご相談されてみて下さいね。
他院からの手術依頼
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