抜歯
インプラント埋入
骨造成
軟組織移植
固定式仮歯装着
このすべてを1回で行うのが「抜歯即時インプラント埋入即時荷重」です。
即時荷重とは固定式の仮歯をインプラント埋入時に装着することで、
ある程度の咬合力がまだ不安定なインプラントにも伝わることを指します。
不安定な状態であるにもかかわらず仮歯を即日固定するメリットは、
抜歯前の周囲組織の形態をできるだけ崩さないでできることになります。
大臼歯よりも小臼歯、小臼歯よりも前歯のほうがそのメリットが大きくなるので、
リスクを最小限にしながらこの「抜歯即時インプラント埋入即時荷重」で可能か検討します。
一昔前のインプラントと違い現在は様々なタイプのインプラントがラインナップされ、
特に軟弱な骨質や骨量不足、そして今回のように抜歯即時で固定を取りやすくなりました。
ただしそのような強固な固定力を持つインプラントは骨にストレスをかけすぎることもあるので、
下顎のような硬い骨質の部分に使用する場合は逆に様々な注意が必要になります。
そしてもう1つのメリットは、手術回数が少なくなるのでダウンタイムが短くなること。
誰もが痛みや腫れは少ないほうがいいに決まってますし、治療期間も短縮されれば更に嬉しい。
感染リスクも大きく入院期間も長く生活への影響が大きかった手術が、
医学の発展と共に内視鏡手術で日帰り手術で可能になったことなどと同じですね。
ただしリスクが大きすぎて従来のステップで行ったほうがよいケースとの見極めができないと、
逆に審美的に影響の大きな場所だけにトラブルに発展するので慎重に考えなければなりません。
リスクは大きいですがうまくいくとこのケースのように歯肉退縮もほとんどなく、
抜歯前の周囲組織を温存した審美的に良好な結果を得られます。(写真上)
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通算18000本以上の経験のある日本口腔インプラント学会専門医が担当
7つの医院全てにCT完備・即日精密診断可能
医)京和会 KU歯科クリニック 渋谷・銀座・青山・新宿・品川・世田谷・成城
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