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インプラント

骨造成(手術写真あり注意)

骨造成とは
瘦せてしまった既存骨に対し、自家骨、人工骨などで骨を増幅させる術式
主に歯科分野で、抜歯後、幅と高さが不足した顎骨に骨を回復させ、
インプラントや義歯を安定させるために用いられる方法

治療期間を短縮させダウンタイムを少なくするために、
インプラント埋入と同時に骨造成を行うことが多いですが、
大きなダメージがある場合には、やはり先に骨造成のみを行い、
しばらく経ってからインプラントを埋入することもあります。
それをステージドアプローチと言います。

様々な骨造成法がありますが、感染率の少ない低侵襲な方法を提案します。
切開剥離も最小限にとどめ、人工材料を中心に使い損傷部位を増やしません。
こちらのケースは、下顎大臼歯部に大きな骨欠損があったケース。
また下顎骨の中を走行する下歯槽神経が近いためまずは骨造成のみを行いました。
① 写真左上 骨表面を改善し支柱の役割のスクリューを斜めに固定
② 写真右上 スクリューを囲むように血液を染み込ませた人工材料を填入
③ 写真左下 吸収性膜(溶ける)で覆い人工材料を固定
④ 写真左下 緊密に縫合
麻酔が効いてる状態から縫合終了までで約30分ほど。
1週間後に抜糸をしてあとは5か月ほど経過観察です。

自分の骨にこだわりすぎて他部位を切開して骨採取したりはなし。
高さと幅を増やすために3次元的に屋根の役割をする溶けない材料もなし。
基本的なポイントを抑えるとこんなシンプルな術式であっても、
このように素晴らしい増骨が可能になるのです。
当然、痛みや腫れは最小限になります。

40歳 男性 インプラント治療希望
骨造成費用 66,000円
治療期間 約5か月

全てのケースがこのようなシンプルな方法でできるわけではないですが、
可能な限り、低侵襲で効果的な方法を提案いたします。
是非参考にされてください。

KU歯科クリニック インプラントリカバリーセンター
梅田和徳

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