日本口腔インプラント学会 2日目 | KU歯科クリニック|インプラント、矯正歯科、審美・ホワイトニング・インビザラインなど歯科(歯医者)|東京 渋谷・新宿・銀座・青山一丁目外苑前・三軒茶屋【世田谷】・成城学園・品川【青物横丁】

インプラント研修

日本口腔インプラント学会 2日目

学会2日目は更に人が多かった…。
今大会2本目の講演はランチョンセミナー。
協賛企業は12年間インストラクターを務めるカムログです。

日本口腔インプラント学会が設立50周年を迎えます。
インプラント治療も50年前とはかなり役割が変わりました。
機能回復と審美性の向上はもはや当たり前の時代で、
低侵襲や治療中の快適さやメインテナンスのしやすさまで…。
そして最も大切な安全性をさらに追及される時代になりました。

お年寄りだけでなく若い方もインプラントを希望されます。
そうすると幅広い年代の様々な症例に対応しなければならない。
なのでメジャーシステムは1つではなく複数のラインナップを揃えている。

上は本日講演で使ったスライド。

新たにラインナップに加わったプログレッシブライン。
初期固定が良いので軟らかい骨や抜歯部位に有効。
このような若い方の審美領域の単独歯ケースには、
側面+上部まで粗造面があるコーンログプログレッシブが有効。(写真右側)

上顎臼歯部で元々骨質が軟らかく骨量不足なケース。
上顎洞があるので上顎6番付近はダメージを受けると厳しい。
骨造成を行い仕上がりの予想が艱難なので少し研磨面があった方が良い。
多数歯欠損で連結する可能性も高いのであえてプログレッシブカムログ(写真左上)

下顎大臼歯部は骨が硬いので逆に過剰圧迫の注意が必要。
なので初期固定が強すぎるプログレッシブラインよりも、
埋入時のストレスが小さな従来のスクリューラインをお勧めする。
高齢者だったり可能粘膜が近い最後方臼歯の7番などは、
研磨面が1.4ミリあるノーマルを浅めに埋入する。(写真左下)

欠損補綴の第一選択が健康な歯に負担をかけないインプラントを選ぶ人が増え、
幅広い年齢、様々なケースに適したコンセプトのモデルが必要になった。
荷物をたくさんトランクに積んで山道や悪路を走るならSUVの方が良い。
お腹が地面に擦るのをビクつきながらスポーツカーで出かけないでしょう。
でも用途を考慮して乗り換えるたびに運転操作が困難なのは嫌だ。
ナビの設定やスイッチの位置やアクセルやハンドルの癖は同じほうが良い。
統一システムで用途に応じて選択できたら良いし乗り換え時もスムーズ。
現在のメルセデスやBMWの車種の数を考えたらわかると思います。

メジャーインプラントメーカーはどこも4~5種類のラインナップを揃えている。
同じパーツで幅広いケースにベストなタイプを自分好みで選択する。
なのでここではカムログインプラントシステムで例えましたが、
私の関わりの深いノーベルバイオケアやストローマンでも同じ。
目的に応じた最適なモデルが取り揃えてある。

今回のカムログインプラントにおけるプログレッシブラインの追加は、
まさにこの自動車におけるたとえ話と同じ論理なのだ。

実をいうと10年以上カムログインプラントのインストラクターをしているが、
地元新潟でレクチャーしたのは今日が初めてだった。(昨晩気づいた…)
母校日本歯科大学新潟歯学部のメインシステムがカムログであることや、
あまりにもユーザーに知り合いが多すぎることで実現しなかった。
と言うよりも僕が嫌だった…。笑

会場がありえない広さだったので全然気づきませんでしたが、
200個近いお弁当がなくなって関係者のインカムに連絡が入ったらしい。
第2会場お弁当なくなりましたーって。

本当に嬉しく思います。

関東甲信越支部会であるにも関わらず1000人近くの参加者。
大会関係者の皆様、協賛企業各社、大変お疲れさまでした。
私も大役を引き受けてフル回転で頑張りました。
なので今、
家でグッタリです…。

ではまた9月に横浜の本大会でお会いしましょう!

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