前歯のインプラント治療は機能性だけでなく高い審美性が要求されます。
インプラントは人工物ですので歯根膜の血流がないので組織が退縮しやすい。
なので様々な再生治療などを駆使し周囲組織の形態をバランスよく回復させなくてはなりません。
機能的には問題ないけれど笑った時に歯が長く見えて嫌だ…(写真左)
50代女性の患者様の左上1番のインプラント部のご相談でした。
10年以上前に行ったもので隣にもオールセラミッククラウンが入ってます。
患者様のリクエストで、
・大げさな外科処置はしたくない
・治療中に見た目や機能性が悪くなるのは嫌
とのこと。
リカバリー開始して約半年後の結果はこのような感じです。(写真右)
・大掛かりな骨造成や軟組織移植を行わない
・見た目の良い仮歯が安定して壊れたり外れたりしない
患者様のリクエストに応えられたと思います。
高度なテクニックや最新の材料ももちろん大切ですが最も大切なのは診断と治療計画。
様々な環境や条件に合わせたベストなインプラントプランニングを行うこと。
埋入ポジションやインプラントセレクトを間違えなければ大きなトラブルにはなりません。
逆い言うとそれを回復すれば周囲組織は何も大げさなことをしなくても自然回復していくのです。
現在リカバリー後10年近く経過してますが全く問題なし。
年2回の定期健診とクリーニングにも来院していただいております。
インプラント治療における計画の重要性
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KU歯科クリニックは痛みや腫れの少ないインプラント治療を目指します。
<この症例の担当医師>
外科:梅田和徳
KU歯科クリニック