60代の女性患者様の下顎臼歯部のインプラント。
虫歯治療と同じ局所麻酔で約15分ほど。
切開剥離してインプラント埋入。
延長ヒーリングキャップを装着し縫合は4針。
かなり緊張されてましたが大変喜んでおられました。
欠損は3本ですが上の歯が下に伸びてきており、
下に歯を入れるためのスペースがない。
年齢を考慮してもう健康な歯はそのままでと、
下には2本のみのインプラントという事にした。
前に作った入れ歯はノンクラスプデンチャー。
金属製のバネではなく特殊な樹脂で固定します。
なので天然歯周辺と見た目の調和がとれる。
更に弾力もあるのでうまく使うとフィットします。
インプラントが入るまでの仮義歯としてや、
手術が心配な高齢者の方にも使っていただいてます。
でも義歯は義歯…入れ歯は入れ歯なんですよね。
やはり違和感も大きく噛み応えも限界があります。
髪の毛1本入っても違和感があるデリケートな口の中。
やはり取り外し式では限界があるんです。
片側の連続欠損のケースであっても、
奥に固定源がないと装置が大きくなる。
反対側まで腕を伸ばさないと不安定なので、
結局かなり大型になるんです。
(上の写真は両側欠損のイメージ)
こちらの患者様は奥3本の欠損だったのに、
反対側まで腕を伸ばさず製作されてました。
患者さんのご希望を聞いての精一杯だったと思うのですが、
残念ながらせっかく作ったのにほとんど使用せず。
なので上の歯も下に伸びてしまったわけです。
一旦入れ歯にされてから
やはり固定式にしたい
とご希望される方もたくさんいらっしゃいます。
是非ご相談ください。