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インプラント

インプラントガイデッドサージェリー

・かみ合わせ
・歯槽骨の形態
・歯槽骨の骨質
・危険部位の確認

などなど様々なチェックポイントを確認し、
インプラントサイズと埋入位置をプランニング。

その埋入位置に正確にポジショニングするために、
手術の際にサポート器具を使用する。

それがガイデッドサージェリー。

ただしそれはCTデータを基にプランされたものなので、
CTデータ以上のあまりにも細かなものは反映されてない。
感染物除去後に新しく再生している過程の幼弱な骨様組織や、
それとは逆の一応はあるものの感染している吸収過程の骨。
これはCT画像では調整されているので実際の状態と誤差がある。
細かすぎてデータが重くなりすぎるなど様々な理由がありますからね。
シミュレーションソフトにデータとしていれる際に、
かなり軽いデータになっているので注意が必要だ。

つまり…

抜歯して半年以上経過したケースならほぼ問題なないが、
抜歯と同時にインプラント埋入など早期に手術を行う場合は、
誤差も想定しガイデッドサージェリーを使用しなければならない。

抜歯して半年以上経過していればほぼ骨の再生は終わり成熟している状態。
なのでCT撮影した3次元データもシミュレーションソフトに落とすDICOM DETAも、
そんなに大きな差はないのでプランニングも実際の手術も大差ない。

しかし抜歯してから早い段階でインプラント埋入をしたり、
または抜歯前に撮影したCTデータでシミュレーションした場合は、
必ず誤差があるのでそれをしっかり頭に入れて取り組まなけれならないのです。

なので早期にインプラント埋入を行う場合(特に同時に行う場合)は、
ガイデッドサージェリーであったとしてもそれに頼りすぎることなく、
慎重に直視で確認しながら行わなければなりません…。
なんでもかんでも「切りません…縫いません…」ではダメ。

状況に応じてプランを若干変更する判断力や準備が必要なのです。

ガイデッドサージェリー

これさえあれば安全にインプラント埋入ができる…と考える方と、
あくまでも理想的な位置の確認用…と考える方といろいろですね。

私はどちらかと言うと後者の「確認用」の意味合いが大半。

なぜなら、抜歯してからインプラント埋入までのタイミングが早いから。

大半のケースが抜歯後2か月以内で条件がそろえば同時に埋入します。
1つとして同じケースはなくいつも大小の想定外の連続ですので、
「確認用」としてガイドを使用することのほうが多いです。

今朝プランニングしたケースも抜歯後1か月半。(画像上↑)

抜歯窩にはまだ完全に新たな骨はできていません。
なのでこちらもまた確認用として様々な状況を考慮して行います。

こんな臨床上の細かな注意点を中心に、
9月、10月、11月と1DAYコースを開催します。
東京、大阪、名古屋の3か所で開催。

たしかもういっぱいかな…。

 

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