古い前歯のブリッジが不自然なので何とかしたい…。
一昔前のセラミック審美歯科治療というとメタルボンドでした。
下地の金属色を消すための不透明な色を敷いて陶材を焼き付けますから、
厚みの取れない付け根部分は不自然になってしまいます。
その不自然部分を隠すために歯を深くたくさん削らなければならなかったのが、
現在のジルコニアを中心としたオールセラミックになると歯の負担が減ります。
薄くても強度があって透明感のあるジルコニアを活用して
天然の歯をたくさん削ることなく審美補綴ができるようになりました。
こちらのケースは歯肉移植などは一切行っていません。
不適合な古いブリッジを外して、まずは仮歯で周囲組織を馴染ませる。
今回は3本だけのやり直しだったのでサイズを自然に見せるのに苦労しましたが
バランスが良くなり、大変喜んでいただきました。
ジルコニアは従来のセラミックに比べて曲げ強度が10~15倍あります。
弱点だった色についても、このように透明感のある材料が登場しています。
メタルボンドからeMAX、そしてジルコニアと補綴物も進化してるのです。
健康な歯に負担をかけない審美歯科治療を追求します…
KU歯科クリニック
40代 女性
治療期間 約1か月半
治療費 561,000円(ジルコニアオールセラミックブリッジ 3本)
担当歯科医師 梅田和徳
担当歯科技工士 デンタルスタジオ246 埴原悟