食いしばりや歯ぎしりでお悩みの方が数多く来院されます。
奥歯のエナメル質が摩耗して茶色い象牙質が露出するだけではなく、
酷くなると歯そのものにヒビが入り抜歯しなければならなくなることもあります。
中には寝ている時だけでなく起きてる時も食いしばる癖のある方もいるようです。
人によっては食いしばりが原因で首や肩の凝りや片頭痛などが起きたりします。
これは生活の上で大きなストレスになりますよね。
食いしばり・歯ぎしりで摩耗した奥歯(写真上)
就寝時にマウスピースを付けて歯を保護する治療も行いますが、
それで効果が出ない場合は咬筋にボトックス注射を行って、
咬む力そのものを弱める治療がかなり有効です。
・顎の痛み
・大きく口が開けられない
・歯ぎしり、食いしばりが酷い
・奥歯が割れたりセラミックが頻繁に割れる
・頭痛、肩こり、エラ張りが酷い
・奥歯が大きくすり減っている
咬筋とは咀嚼筋の1つで、食事の際に使う大切な筋肉です。
ボトックス注射をすることで咬筋の働きを抑制し、
過剰な咬む力をコントロールします。
その結果、エラの張りが小さくなり小顔になるようです。
5日~1週間くらいで徐々に効果が出てきて、
5~6か月ほど持続します。
ボトックス注射は日本では1996年より行われており、
日本の歯科領域でも2011年より行われています。
治療時間は両側で15分程度。
料金はまず初診基本検査を行ったうえで、
左右両側で55000円となります。
詳細は実際に拝見させていただきご説明させていただきます。
当院では複数の薬剤を準備しておりますが最近最も多いのがイノトックスです。
イノトックスはアラガン社が販売しており希釈なして使用できる安全性の高いものになります。
従来のボトックス注射の薬剤よりも効果が長いことが報告されており多忙な方にお勧めです。
食いしばり・歯ぎしりの治療はボトックス注射だけやれば良いというわけではありません。
当然、マウスピースを夜間装着するだけでは解決しないことが大半です。
すり減ったしまった歯の神経を防御しながら低くなったかみ合わせを強度のある材料で挙上し、
そのうえで咬む力をコントロールして負担軽減させていくことが大切なのです。
↑
LINEカウンセリングはこちらから
KU歯科クリニック東京