近所の歯医者さんからのご紹介。
横に埋まっている親知らずを抜歯してほしい。
右側(写真左)は歯根の先端が下歯槽管と重なっている。
CTで3次元的に確認すると管を囲みよけるように先端で湾曲。
左側(写真右)は下歯槽管に沿って歯根が伸びている。
管周囲の皮質骨は硬いのでこんな風に歯根が成長するんですね。
麻酔医の先生立会いの下で静脈内鎮静し局所麻酔も。
歯槽骨を削合し歯冠分割し止血剤を挿入し縫合。
これを左右行って約30分ほど。
スムーズに終了しました。
鎮静法の覚まし方は2通りあります。
1つは拮抗剤を使用し早めに覚醒させる方法。
もう1つは自然に麻酔薬が切れるのを待つ方法。
前者の場合は麻酔薬と拮抗剤のタイムラグが起きるので、
数時間後ごくまれにフラッっと眠くなることがあります。
なので注意が必要です。
都内だと電車でいらっしゃる方も多いので、
帰宅確認や数時間後のチェックが必要ですね。
寝てる間に終わった親知らず抜歯。
待合室でニコニコ笑顔でお礼を言われました。