入れ歯を作ったが違和感が大きく、
使わなくなって数年経過。
ご主人様の紹介で来院された60代後半の女性。
そうですよね。
口の中は髪の毛1本入っても気になりますので、
取り外し式の入れ歯となるとかなりの違和感。
1度は入れ歯でいいとやってみたものの、
やはりちょっと…と再度来院される方も多いのです。
歯を抜いたまま放置すると他の歯が移動してきます。
右下の入れ歯を入れてなかったせいで、
上の奥歯が下に伸びてきてしまっている。
これが進むと下に歯を入れるスペースがなくなります。
適切なタイミングで適切な処置が必要なのです。
不足している本数は3本ですが、
埋入したインプラントは2本。
最後方は上の歯が伸びてきて、
スペースがやや不足している。
後は女性で顎も小さめのため、
清掃性を考慮して。
インプラントは2本ともに機械研磨面が付与されてるタイプ。
それをあえて深く入れ過ぎずにやや浅めに埋入。
下の奥歯は頬の動きで動きやすい歯肉になりやすいので、
もしそうなっても良いようにこういうタイプを使うようにしている。
埋入手術から1か月半。
伸びてきた上の歯を少し調整したりして、
本日固定式の仮歯を装着しました。
これだけ長い期間なかった部分に歯があるので、
しばらくは違和感があって当然です。
頬、舌にも触れて異物感もあるし、
咬んだ時も2,3日は高い感じもするでしょう。
逆に今日の時点で違和感なしはおかしいんです。
仮歯の材質的にも軟らかいので、
どのように減っていくかなども参考にし、
最終的なセラミックの製作に入ります。
こんな説明を最後に私からさせていただきまして、
次の予約は2週間後という事になりました。
その間どうしようもなくイライラしたら、
いつでも連絡していらして下さい。
という事で治療開始から1か月半ちょっと。
固定式の仮歯が入り患者様はルンルンの笑顔でした。