最近は他院で行ったインプラント治療のご相談が増えています…。

時間の経過とともに骨も歯肉も形態が変化していきますが、
そうなることをある程度予測してインプラント治療を行うことも大切です。

機能的には問題ないが歯の長さが違うし歯肉の色が悪いというご相談。（写真上）
左前歯がインプラントなのですが周囲との調和は取れているとは言えません。
CT撮影などの精密診断を行った結果インプラント治療そのものをやり直した方が早いということで、
インプラントを撤去し新たにインプラント埋入と骨造成を行って最終上部構造を装着しました。

元々反対側の右前歯に入っていたセラミックの形もあまりよくなかったので、
隣同士のインプラントと天然歯のセラミッククラウンの長さは中間をとりました。
大げさな歯肉移植を行ってわざわざ右側の高さのないセラミッククラウンに合わせる必要もなく、
この方が唇がめくれた時のさわやか感は大きくなります。（もちろん人によって違いがあります）

現在リカバリー後3年を経過していますがわずかに歯肉が退縮しているだけで機能的な問題はなし。
支持骨も十分で3か月ごとのメインテナンスでも簡単なクリーニングのみでOK。（写真下）

いつも素敵な患者様のナチュラルスマイルを定期健診で拝見するのが楽しみな私です。

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