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抜歯・親知らず

抜歯の決断

抜歯の決断は難しい。

A歯科医 早めに抜歯して次の事を考えましょう
B歯科医 とにかく使えるだけ使いましょう

最初にA歯科医に相談してその後B歯科医に相談する。
藁をもすがる思いでセカンドオピニオンとして来院したから、
B歯科医は神様に見えてしまうけどちょっと違う。

その後短期間でこのような状態になってしまったら…。(CT画像↑)

やはりA歯科医の言ってたことは正しかったんだ。
B歯科医は間違っていたんだ。

これも違う。

A歯科医とB歯科医の持つ物差しの長さが違うんです。

全ての歯科医は健康な歯を保存したいと考えている。
しかし先送りにしてしまうことでその後周辺に悪影響が出たり、
その後の治療の選択肢を減らしてしまうような場合は、
普段の物差しよりも長い「厳しい」物差しに変えなければならない。

何年その歯がもてばいいのか。
ギリギリ持たせたところでその後どうなるか。
早く決断してもらってたらこの治療ができたのに、
数年後どうしようもなくなったらそれはできなくなるか。

厳しい目であらゆる確度から検証し患者様に説明する。
そして様々な情報を整理して最終決断するのは患者様。

右下大臼歯2本の周囲に大きな嚢胞があり骨吸収を。
先日抜歯と嚢胞摘出したが下歯槽神経ギリギリだった。
せめてもう少し早く判断してくれてたらなぁなんて思いながら抜歯。

まだ30代後半の若い患者様はインプラント治療をご希望。
歯肉が落ち着いたら大規模な骨造成を行い、
約半年後にインプラントを埋入する予定。
ほぼ1年がかりの大規模な治療がスタートします。

抜歯の決断は難しい…。

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