インプラントは欠損補綴の第一選択となりました。
若い方ほど安易にブリッジにされるのを嫌がります。
健康な歯を無意味に削ることになりますし、
欠損部分の咬合負担を支台歯が過剰に背負う。
奥歯で骨量が十分なケースなら比較的簡単ですが、
前歯のインプラントとなると難易度はあがります。
前歯はよく咬めるという機能性はもちろんですが、
色や形や歯肉の形など審美性もかなり重要ですからね。
抜歯と同時にインプラント埋入+骨造成+歯肉移植。
しばらく固定式の仮歯にして周囲組織を安定させて、
最終的なオールセラミッククラウン装着は治療開始後6か月。
この写真は装着後5分なのでまだ馴染んでません。
これから先の経過観察がとても楽しみです。
機能性と審美性のほかに大切な事。
長期安定性です。
どんなものでも使って行けば必ず経年劣化します。
人間の生身の身体だって老化と共に変化していきます。
なので何か突発的なトラブルが起きた時や、
時間が経過して周囲組織と馴染ませるために修正したいとき、
簡単に深い部分から取り外せたらいいですよね。
接着固定ではなくスクリュー固定にすることで、
簡単に深部まで目視で確認もでき清掃も可能になります。
余剰な接着剤取り残しトラブルもないので、
当医院では前歯であっても可能な限りスクリュー固定を目指します。
埋入位置が限定されるので埋入手術が難しくなりますけどね。
治療期間は6か月ですがこれからの人生の方がはるかに長い。
よく咬めて美しく、
長期間安心して安全に、
快適に使えるインプラント目指します!