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歯周病

重度歯周病の治療

歯がグラグラして咬めない
歯肉が腫れて出血する

歯周病の中でも重度になるとプラークコントロールだけではなかなか改善しません。

重度の歯周病とは歯周ポケットが7ミリ以上あり歯槽骨が3分の2以上溶けた状態。
当然歯はグラグラに揺れてますので硬いものは咬むことはできません。
歯磨きの際に毎回出血し膿が出て特有の口臭が強くなることもあります。
見た目は歯が長くなったようになり隙間に物も挟まりやすくなります。

歯周病は脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病のリスクも高くなると言われ全身への影響も発表されています。

再生療法は歯周病によって失われた歯槽骨を回復する治療法です。

プラークコントロールや歯石除去などの歯周基本治療を行った後に、
失ったスペースに薬剤を填入し失われた組織を再生していき支持骨を回復させます。

全て抜歯してインプラント治療を行う選択肢もありますができるだけ自分の歯を残したい。
どの歯もかなり厳しい状態でしたが右上奥3本の天然歯を保存させることにしました。(写真上2枚)

保存不可能な歯を抜歯して同時にインプラントを埋入し即日固定式の仮歯を装着します。
右上3本を支台にした天然歯の4本ブリッジの仮歯は別に装着しました。

このまま約4か月ほどインプラントと歯槽骨が結合するのを待ちます。
その間抜歯しなかった天然歯は徹底的に歯周治療をおこないます。

この仮歯はコンポジットレジンと言う樹脂でできてますので修正が簡単にできます。
実際に食事してもらい歯の減り方や歯肉への圧迫などの有無を確認修正を行い、
最終的なセラミックを製作する際の参考にします。

最終的な上部構造を装着。

人工的な歯肉付きのセラミックで口元のボリュームを回復させます。
歯は綺麗でも口元のボリュームが不足していると皴がより老けた印象になります。
自然な色の人工歯肉を用いれば唇が覆った時にはほとんど人工物とは気づかれません。

初診から約半年ほどで全て治療が完了します。

重度の歯周病の場合は多岐にわたる治療法があり混乱してしまう方が多いようです。
全て抜歯してインプラントにすべきか再生療法で可能な限り保存に努めるか。
複数の歯科医院でご相談されしっかりご理解してから治療を始めてください。

重度歯周病の症状

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<この症例の担当医師>
外科:梅田和徳
補綴:吉野綾

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