一昔前のインプラント治療の治療ステップと違い、
条件が揃えば抜歯と同時にインプラント埋入したり、
固定式の仮歯を装着したりするのが近代インプラント治療。
しかし著しく骨がダメージを受けて痩せてしまった場合は、
やはり予めまず骨造成を行ってから改めてインプラントを埋入します。
これをステージドアプローチと言います。
上のCT写真の左下はインプラント埋入位置にスライスを入れて、
正面方向からから見た画像になります。
青いラインより左上部分が骨が溶けてなくなった範囲。
今年5月にまずこの範囲にまずは骨造成手術のみを行いました。
そして約5か月経過した今日インプラントを埋入しました。
インプラント埋入時の口腔内写真。(ボカシ入れてあります)
これは頬側から撮影してますが上のCT画像ではなかった骨が
奇麗に再生しており高さも幅も3次元的に大きく拡大してます。
なので追加の骨造成もすることなくインプラント埋入。
約15分ほどのスピード埋入手術でした。
当医院は東京都心部にあることもあってか
大変お忙しい患者様が多く来院されます。
もちろん低侵襲・スピーディーな治療を心がけますが、
そのために結果が悪くなってしまうことはしません。
大規模な骨造成が必要な場合はステージドアプローチ
をしっかりさせていただきます。
移植する骨はどこから採取するのかと言う質問をよく受けます。
これについては今度また詳しくお話ししようと思います。