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抜歯・親知らず

保存不可能な歯 1

前歯がグラグラしている…。
2か月前の来院でした。

その時はまだ痛みも腫れもなかった。
レントゲンを撮影すると骨吸収は進んでたが、
歯根が割れている状況も確認できない。
歯周ポケットは深めだったが排膿もない。
患者様に長期的には保存不可能であることをお伝えしたが、
とりあえず今はこのままにしてほしいと…。
咬合調整して経過観察にした。

初診から2か月後の本日。
歯肉が腫脹している。(写真上)
根尖ではなく歯頚部に大きな膨らみがある。
排膿もあり揺れもかなり大きくなっていた。
これ以上放置すると周囲組織へのダメージがさらに大きくなると、
早めに抜歯した方が良いとご提案。
患者様も納得され即日抜歯することになった。

歯根は吸収して短くなっているし支持骨もかなり吸収。
なのであっという間に歯は抜けた。(写真上)

唇側の皮質骨は全くなくなってしまい、
かなり大きな骨欠損になってしまった。
しっかり掻把してコラーゲンプラグを挿入。
仮歯もなんとか隣の歯に固定。

たった2か月の間にここまで進行してしまうなんて…。

やはりどうあがいてもダメなものはダメで、
先延ばしにして良いことはないと痛感させられた。

心を鬼にして伝えなければならないことがある。
早め早めの対応を。

歯根破折について

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