頭蓋骨って一塊の骨じゃないんです。
いくつかの骨がつながってできてます…。
イメージできますか???
子供の頭を強くたたいちゃだめってよく言いますよね。
複数の頭蓋骨の骨のつなぎ目が頭のてっぺんにあって、
子供の頃はまだそこが閉じてない。
骨のつなぎ目部分を縫合といい、
その縫合部から骨が伸びて成長し大きくなっていくのです。
矯正治療にもいろいろあって、
なんでもかんでもワイヤーを装着するわけではありません。
現代人は顎が小さいので歯がきれいに並びきれない。
狭い椅子にたくさんの人が窮屈に座っている状態。
誰かの膝の上に座ったり、深く座っている人や浅く座っている人がいる。
これが歯列不正です。
大人になって成長も止まったら、椅子を大きくするのはとても大変です。
でも成長期の場合なら、縫合部に少し力をかけて椅子を大きくすることが意外と簡単にできる。
つまり、骨が広がるのを後押ししてあげるのです。
そうすると、窮屈に並んでいた歯がきれいに並ぶためのスペースができてくる。
うまくいけばワイヤーを付けないで、これだけで治ってしまうことも…。
これは機能的顎矯正治療の1つで拡大床と言います。
装置中央の拡大ネジを専用のドライバーで→方向に回します。
1週間に1度ネジを回して、少しづつ装置を広げていきます。
そしてこの装置は1日10時間以上つけてもらう。
寝てるときは必ずですね。
うまくいくとこの装置だけで治っちゃうかも…。
だから矯正治療は早く始めた方がいのです。
骨がグニャグニャのうちにね…。