歯を失ったまま何もせず放置しておくと、
このように前後の歯が動いてしまうことがあります。

ブリッジにするにしても平行性をとるために歯を削る量が多くなりますし、
インプラントにしたくてもスペースがなかったりできたとしても隙間が大きくなる。
取り外し式の入れ歯はこのままでは入らない可能性もあります。

動いてしまった歯を歯列矯正で元の位置に動かしたいけど、
そのために全ての歯に装置を付けるような大げさなのは嫌だ。

そんな時にインプラントを応用することがあります。

インプラントは歯槽骨としっかり固定されるため矯正力をかけやすい。
専用のミニインプラントを動かしたい方向に埋入固定し、
引っ張る器具（ゴムなど）で歯を移動させていく。

ちなみにインプラント埋入手術は局所麻酔で約5分。
費用は材料費込みで1か所50000円（税別）です。

少し下方に沈みこませながら倒れた歯を起こしていきます。

矯正治療でこの歯槽骨の中に沈みこませる動きを圧下と言いますが、
これが通常のワイヤー矯正ですとなかなか難しい…。
そんな時にこのインプラント矯正は効果を発揮しますし、
固定源が強くなるので移動のスピードアップにもつながります。

放置してしまい斜めに傾斜していた歯が起き上がって真っすぐになれば、
ブリッジにするにしても歯を削る量は少なく済みますし、
インプラントなら正しいポジションに埋入できますし隙間もない。
取り外し式の入れ歯であっても着脱はスムーズです。

もちろん動いてしまう前に欠損部を補填した方がいいのですが、
もしもすでに動いてしまってどうしよう…と言う場合は、
こんな方法もあるんです。

現在進行形の部分矯正。

インプラント埋入は私が行い矯正は世田谷院加藤先生が担当。
まだたったの2か月ですがかなり動いてきてるのがわかりますよね。
この調子で行ったらあと1、2か月で終わり。
そしたらインプラント埋入予定なのです…。

矯正用ミニインプラントを利用した超部分矯正。

是非ご相談ください。

・画像協力　㈱モリタ トリニティアニメ
・症例には個人差がありますので治療期間や結果は必ずしも同じではありません。