固定式のワイヤーで歯を移動させる従来の矯正治療で行わなければならないケースもたくさんありますが、
このように取り外し可能な装置で歯を移動させる新しい矯正治療の適応がかなり拡大しています。
マウスピース矯正
プレート矯正
アライナー矯正
などなど様々な呼び方がありますが、透明な取り外し可能な装置で歯を移動させていく矯正治療を言います。
インビザラインを筆頭に、クリアコレクト、スマイルTRU…などなど様々なシステムが存在します。
当グループでは複数のマウスピース矯正システムを患者様のケースに合わせて選択しております。
最大のメリットは何といっても「ここ1番の時に自分で外すことができる」ことですが、
逆に言うと外したままの時間が長くなると「強制力がかからず動かない」となってしまいます。
どんなケースでもこのアライナー矯正でできるかというとそういうことではありません。
きちんとした診査診断を基に行わなければ大きなトラブルに発展することもあるので注意が必要です。
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本日来院された患者様(21歳 女性)の治療開始時と15か月後の今日の比較写真。
登山で言うところの7合目から8合目と言ったところでしょうか…。

内側に倒れていた小臼歯を起こしたことで全体のアーチが広がりスペースができました。
そのスペースを利用して最も捻じれていた左下犬歯を歯列の中に収め前歯の捻じれもほぼ整いました。

上顎も下顎と同じように小臼歯を起こして歯の移動するスペースを確保していきます。
最も捻じれと重なりが大きな左の前歯3本がかなり歯列の中に納まってきています。

治療前は前歯がほとんど当たってないうえに隙間があるので審美的にもよくありません。
後は最終仕上げで左の前歯3本を引っ張りだして下の歯に当たるよう内側に傾斜させて仕上げます。
正面から見るとかなり変化があったことがよくわかると思います。
KU歯科クリニックのアライナー矯正は患者様の状況に合わせ複数のシステムの中から選択します。
アライナーの装着前に事前に強く重なりすぎた歯列を拡大する装置を使用したりして、
健康な天然歯にできるだけ負担をかけない配慮をして綺麗な歯列を膜得してもらいます。
当医院のアライナー矯正は最終ゴールまでを目標としたものになっております。
気軽さを追求してプレート枚数が少なく安価な治療費で始め、その後追加するシステムもあるようですが、
移動途中で中断してしまうと、治療前より歯並びやかみ合わせが悪くなってしまうことが多いからです。
そして詰め物やかぶせ物、ブリッジやインプラントなど口腔内は健康な天然歯だけではありません。
アライナー矯正を行う際にそういった過去の治療部分の状況を配慮し診断治療計画を立てていきます。
取り外し可能なアライナー矯正の治療費
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